建築学生が学ぶ構造力学

  1. HOME > 構造力学の基礎 > 2力の合成とは?合力の求め方と計算、一直線上にある2力の合成の計算

2力の合成とは?合力の求め方と計算、一直線上にある2力の合成の計算

【管理人おすすめ!】セットで3割もお得!大好評の用語集と図解集のセット⇒ 建築構造がわかる基礎用語集&図解集セット(※既に26人にお申込みいただきました!)


2力の合成とは、2つの力を合わせて1つの力にすることで、一直線上に無い2力の合成をする場合、力の大きさと向き(ベクトル)を考慮して合成します。このとき、下図のように2力の合成による合力は2力を2辺とする平行四辺形の対角線です。また、2力のベクトルを連続して描いたときの始点と終点を結んだものも合力といえます。


2力の合成

2力の合成2


力は大きさと方向を持っているため、後述する数式で合力を求めるだけでなく、前述した図を用いて2力の合成を行うことで、大まかな合力の大きさと合力の作用する方向が分かるため便利です。


なお、2力が一直線上にある場合、力の方向は一致していますので、単純に2つの力を合計すれば良いです。よって


一直線上にある2力の合成1


を計算します。


一直線上にある2力の合成2


さて、一直線上に無い2力の合成を計算により求めます。下図のように2力をP1、P2とします。この2組の力を合成し、P3をP1とP2の形で表してみましょう。αは作用する合力の角度を表し、また、P1とP2の間をなす角度はθです。

力の作用線

力の作用線2


前述より、力の合力とは図のように平行四辺形を作ったときの対角線です。つまり、対角線の長さを求めれば良いわけですから、上図のように点線と矢印で三角形を作ります。底辺の長さはP2とP1 cos(θ)を足したものです。また高さは、三角関数の関係からP1sin(θ)です。ピタゴラスの定理より、直角三角形の斜辺の二乗は底辺の二乗と高さの二乗と等しいので


2力の合成4


です。合力の方向は、三角形の高さ/底辺の値を求めて、アークタンジェントをとれば角度がわかります。よって、式は以下のように


2力の合成5


です。

まとめ

今回は2力の合成について説明しました。2力の合成とは、2つの力を合わせて1つの力にすることで、一直線上に無い2力の合成をする場合、力の大きさと向き(ベクトル)を考慮して合成します。このとき、2力の合成による合力は2力を2辺とする平行四辺形の対角線です。力の合成、分解の詳細は下記が参考になります。

力の合成とその計算方法

力の分解その計算方法

【管理人おすすめ!】セットで3割もお得!大好評の用語集と図解集のセット⇒ 建築構造がわかる基礎用語集&図解集セット(※既に26人にお申込みいただきました!)

▼人気の記事ベスト3▼

▼用語の意味知らなくて大丈夫?▼

建築学生が学ぶ「構造力学」の用語集

▼同じカテゴリの記事一覧▼

▼カテゴリ一覧▼

▼他の勉強がしたい方はこちら▼

建築構造がわかる基礎図解集

【読まれています】管理人による建築業界の分析!

1日13円で建築業界がわかるLINE配信!

友だち追加

わかる1級建築士の計算問題解説書

計算の流れ、解き方がわかる!1級建築士【構造】計算問題解説集

あなたは数学が苦手ですか?

わかる!実務で使う数学知識の基礎講座

【有料メルマガの初回資料が今だけ無料!】1日約13円で情報をアップデート!

有料メルマガを無料で見てみませんか?⇒ 忙しい社会人、学生のためのビルディング・アップデート

限定メールマガジン

わかる2級建築士の計算問題解説書!

【30%OFF】一級建築士対策も◎!構造がわかるお得な用語集

建築学生が学ぶ「構造力学」の用語集
pdf版の学習記事

更新情報

プロフィール

建築の本、紹介します。▼

すぐにわかる構造力学の本

人気の記事ベスト3

同じカテゴリの記事一覧

Topへ >>

  1. HOME > 構造力学の基礎 > 2力の合成とは?合力の求め方と計算、一直線上にある2力の合成の計算
  2. 1級の過去問(計算)解説
  3. 限定メルマガ
  4. わかる建築構造の用語集・図解集
  5. 1頁10円!PDF版の学習記事