この記事の要点
複数の力が作用する場合、それらをまとめた1つの力が「合力」です。
合力の大きさと方向は「平行四辺形の法則」または三角関数(cos・sin)で求めます。
力の分解(分力)とは逆の操作で、構造力学の基礎中の基礎です。
このページでは合力の意味・読み方・求め方(作図法・計算法)と、角度計算の手順を解説します。
この記事では、合力とは何か、読み方、どう求めるのか、力の分解とどう関係するのかを整理します。
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合力とは、2つ以上の力を合成した1つの力をいいます。
力は方向と大きさの情報を持ちます。
合力の算定は、単に大きさを足し算するだけでなく、方向性(力がどの方向を向くのか)考慮します。
今回は、合力の意味、読み方、求め方、角度との関係について説明します。
※力の合成、分解の計算方法は、下記が参考になります。
力の合成とは?計算方法・合力と平行四辺形の関係(ベクトルの合成の基礎)
力の分解とは|計算方法・ピタゴラスの定理による求め方と合力との関係
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合力とは、2つ以上の力を合成した1つの力をいいます。下図をみてください。P1とP2の力があります。力の大きさが異なり、違う方向を向いています。この力の合力は、どのように求めるのでしょうか。
合力は、2つの力で平行四辺形をつくったときの、対角線となります。力は大きさと方向性を持つので、単純に「P1+P2」では計算できません。平行四辺形の対角線は、角度θ、三角関数の関係を使うと、下式で計算できます。
※下記も参考になります。
力の平行四辺形とは?書き方・合力と分解の計算(力の3要素と合成の基礎)
なお、合力の角度を求める式が下記です。これは、合力(平行四辺形の対角線)と三角形の底辺の関係から、求められますね。
力の合成の計算方法は、下記も参考になります。
力の合成とは?計算方法・合力と平行四辺形の関係(ベクトルの合成の基礎)
なお、P1とP22つの力が同じ方向を向くときは、単純に2つの力の大きさを足し算すればよいです。同じ方向なら、合力も同じ方向になるからですね。
合力は「ごうりょく」と読みます。下記が参考になります。
合力の読み方は「ごうりょく」?「ごうりき」?意味と2力・3力の合力を解説
合力の計算式は下記です。
合力の角度は下記です。
合力と分力の違いを、下記に整理しました。
合力 ⇒ 2つ以上の力を合成した1つの力。力は方向性と大きさを持つので、単純に大きさの足し算では計算できない。
分力 ⇒ 1つの力を分解し、2つ以上にした力。斜め荷重が作用する場合、力を分解して、水平、鉛直方向の荷重として考える。
力の合成だけでなく、分解も理解してくださいね。下記も併せて参考にしてください。
力の合成とは?計算方法・合力と平行四辺形の関係(ベクトルの合成の基礎)
力の分解とは|計算方法・ピタゴラスの定理による求め方と合力との関係
混同しやすい用語
合力
2つ以上の力を合成した1つの力のこと。
異なる方向の力はベクトルの合成(平行四辺形の法則)で求める。
分力
1つの力を複数の方向に分解したもの。
合力の逆操作にあたり、斜め力を水平・鉛直成分に分解するときに使う。
合力を整理した表を示します。
| 項目 | 内容 | 特徴・補足 |
|---|---|---|
| 合力 | 2つ以上の力を合成した1つの力 | 平行四辺形の法則(ベクトル合成)で求める |
| 分力 | 1つの力を分解した複数の力 | 合力の逆操作。水平・鉛直成分に分解して計算する |
| 合力の角度 | 三角関数(sin・cos)で求める | 合力は大きさと方向の情報を持つベクトル量 |
今回は、合力について説明しました。
意味が理解頂けたと思います。
合力は、2つ以上の力を合成した1つの力です。
合力の求め方は、構造計算で頻繁に使います。
ぜひ理解してくださいね。
また、1つの力を2つ以上の力に分けることを、「力の分解」「分力」といいます。
斜め荷重による計算は、分力を計算します。
下記も併せて参考にしてくださいね。
斜め荷重とは|水平・鉛直成分への分解手順と片持ち梁への応力計算
力の分解とは|計算方法・ピタゴラスの定理による求め方と合力との関係
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合力とは何か説明してください。
合力とは、2つ以上の力を合成した1つの力です。力は方向と大きさの情報を持つため、合力は単に大きさを足し算するのではなく、方向性も考慮して求めます。読みは「ごうりょく」です。
異なる方向の2力の合力はどう求めますか。
2つの力で平行四辺形をつくったときの対角線が合力です(平行四辺形の法則)。角度θ・三角関数を使うと P32=(P1cosθ+P2)2+(P1sinθ)2 で計算できます。2力が同じ方向なら単純に大きさを足し算します。
合力と分力の違いを説明してください。
合力は2つ以上の力を合成した1つの力です。分力は1つの力を分解して2つ以上にした力で、合力の逆操作にあたります。斜め荷重が作用する場合に、力を水平・鉛直成分に分解するときに使います。
