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力の平行四辺形とは、二つの力を合成したとき、その二つの力を辺とする平行四辺形です。力の平行四辺形の対角線は二つの力の合力(の大きさと向き)となります。
これを力の平行四辺形の法則といいます。要するに、2つの力の合力を求めたいとき、2つの力を辺にした平行四辺形をかけば簡単に合力が分かる、ということです。
合力は、力の平行四辺形の法則を使うと視覚的に解けて簡単です。今回は
について解説します。合力、分力の計算、力の3要素の意味は、下記が参考になります。
力の平行四辺形とは、二つの力を合成したとき、その二つの力を辺とする平行四辺形です。力の平行四辺形の対角線は二つの力の合力(の大きさと向き)となります。
単純に力の大きさを足しても合力にならないのは、力は"大きさと方向"をもつためです。つまり、力を描くとき「力の3要素」を考慮して描きます。
力は下図のように表します。
このとき、下記を力の3要素といいます。
力は大きさと方向を持つベクトルです。よって、力は矢印で表します。矢印の長さが力の大きさ、矢印の向きが力の方向を表します。以上より、矢印をみれば直感的に力の大きさと方向がわかるので便利です。
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力が完全につりあうとき、その合力はゼロ(見かけ上、力は働いていない)となるため、平行四辺形はつくれません。なお、力がつりあうときは
です。
力の平行四辺形は、2つの力が「平行四辺形」になるよう描けばよいです。下図を見てください。2つの力があります。
力Aの矢印を力Bの矢印まで、平行移動します。
次に力Bの矢印を、力Aの矢印まで平行移動させます。これで力の平行四辺形が完成しました。
上記の通り、二つの力が辺となるような平行四辺形をつくれよいですね。
三つ以上の力について、力の平行四辺形を書く場合、順番に、二つずつを合成して平行四辺形をつくります。
上記の例では、まずbとcの合力を求めたあと、b+cとaの合力を求めています。なお、足し算の順序は入れ替えても結果は同じです。
力の平行四辺形を描けば、合力を計算できます。下図をみてください。P1、P2の力を使って力の平行四辺形を描きました。
このとき、合力は下式で計算します。
合力の角度は、下式で求めます。合力(平行四辺形の対角線)と三角形の底辺の関係から計算します。
合力の求め方、力の合成は下記も参考になります。
逆に力の平行四辺形を用いて合力を分解し、分力を算定することも可能です。下図をみてください。今回はP3が既知です。
難しく考える必要なく、P3が対角線となる平行四辺形を求めれば良いです。
P3が既知であることを利用して、P1とP2の関係式を造ります。三角関数を思い出してくださいね。分力は下式で計算できます。
力の分解と分力の求め方は、下記も参考になります。
今回は力の平行四辺形について説明しました。力の平行四辺形とは、二つの力を合成したとき、その二つの力を辺とする平行四辺形です。力の平行四辺形の対角線は二つの力の合力(の大きさと向き)となります。
まずは力の3要素の意味を理解しましょう。力の合成、合力の求め方を覚えたら、分力と分解の計算も理解してください。
平行四辺形の法則とは?1分でわかる意味、計算、証明と角度の関係
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