建築学生が学ぶ構造力学

建築学生が学ぶ構造力学
  1. HOME > 水理学の基礎 > 非定常流とは?1分でわかる意味、等流、非等流、例、定常流との違い

非定常流とは?定常流との違い・等流・非等流との関係と洪水時の流れの例(水理学)

この記事の要点

河川の洪水時、流量は刻々と変わる

この「時間とともに変化する流れ」が非定常流だ。

定常流・等流・非等流との位置づけを整理しないと混乱しやすい。

用語の定義と、建築設備・排水計画への実際の関わり方を確認する。

定常流(流量が時間によらず一定)と対比させて理解すると、等流・非等流(場所に着目した分類)との違いも整理しやすい。

この記事では、非定常流とは何か、定常流とどう違うのかを整理します。

【管理人おすすめ!】セットで3割もお得!約1,100語の用語集+476点の図解集セット⇒ 建築構造がわかる基礎用語集&図解集セット


非定常流(ひていじょうりゅう)とは、時間の経過と共に流量(=流積×流速)が変化する流れです。


逆に、時間が経過しても流量が一定の流れを定常流(ていじょうりゅう)といいます。


平常時の河川は定常流となり、洪水時(こうずいじ)では非定常流となります。


今回は非定常流の意味、等流、非等流、非定常流の例、定常流との違いについて説明します。定常流、等流の詳細は下記が参考になります。

定常流とは|等流・非定常流との違いをわかりやすく解説

等流とは?1分でわかる意味、定常流、不等流との違い、マニング式との関係

非定常流とは?

非定常流(ひていじょうりゅう)とは、時間の経過とともに流量(=流積×流速)が変化する水の流れです。


例として、洪水時の水の流れは非定常流です。大雨が降ると河川に流れる流量は増加します。しかも時間の経過とともに増加するでしょう。


洪水時の流量を縦軸、時間の経過を横軸に取ったグラフをハイドログラフといいます。流量の時間的変化が把握できます。


ハイドログラフの詳細は下記が参考になります。

ハイドログラフとは?時間と流量の関係・河川やダムでの活用


逆に時間の経過で流量が変化しない(一定)の流れが定常流です。定常流の詳細は下記が参考になります。

定常流とは|等流・非定常流との違いをわかりやすく解説

100円から読める!ネット不要!印刷しても読みやすいPDF記事はこちら⇒ いつでもどこでも読める!広告無し!建築学生が学ぶ構造力学のPDF版の学習記事

非定常流と等流、非等流との関係

非定常流、等流、非等流の関係を下図に示します。


図 非定常流と等流、非等流の関係


非定常流は時間に着目した水の流れです。一方、等流(とうりゅう)と非等流(ひとうりゅう)は、河川や水路の場所に着目した水の流れです。


等流は水路や河川の場所が変わっても流量が一定です。非等流は、場所が変わると流量が変化するような流れです。等流、非等流の詳細は下記が参考になります。

等流とは?1分でわかる意味、定常流、不等流との違い、マニング式との関係

非定常流と定常流の違い

非定常流と定常流の違いを下記に示します。


非定常流 ⇒ 時間の経過に伴い流量が変化するような流れ

定常流 ⇒ 時間が経過しても流量が一定の流れ


定常流の詳細は下記が参考になります。

定常流とは|等流・非定常流との違いをわかりやすく解説

混同しやすい用語

非定常流

時間の経過とともに流量が変化する流れ。

洪水時の河川などが例として挙げられる。

定常流が「時間によらず流量一定」であるのに対して、非定常流は時間軸で流量が変動する点が異なる。

等流・非等流

場所(水路の位置)に着目した分類で、等流は場所が変わっても流量が一定、非等流は場所によって流量が変化する。

非定常流が「時間」に着目するのに対して、等流・非等流は「場所」に着目する点が根本的に異なる。

非定常流を整理した表を示します。

項目内容備考
非定常流時間の経過で流量が変化する流れ洪水時の河川が代表例
定常流時間が経過しても流量が一定の流れ平常時の河川が代表例
等流・非等流場所に着目した流れの分類等流は場所によらず流量一定、非等流は場所で変化

まとめ

今回は非定常流について説明しました。非定常流は、時間の経過とともに流量が変化するような流れです。


定常流との違いを理解しましょう。また、等流、非等流など場所に着目した水の流れも覚えたいですね。

等流とは?1分でわかる意味、定常流、不等流との違い、マニング式との関係

定常流とは|等流・非定常流との違いをわかりやすく解説

【管理人おすすめ!】セットで3割もお得!約1,100語の用語集+476点の図解集セット⇒ 建築構造がわかる基礎用語集&図解集セット

理解度チェック

Q.

非定常流とは何ですか?

答えを見る

時間の経過とともに流量(=流積×流速)が変化する流れです。洪水時の河川が代表例です。

Q.

非定常流と定常流の違いは?

答えを見る

非定常流は時間経過で流量が変化する流れ、定常流は時間が経過しても流量が一定の流れ(平常時の河川)です。

Q.

非定常流と等流・非等流の着目点の違いは?

答えを見る

非定常流は「時間」に着目し、等流・非等流は「場所」に着目します。等流は場所によらず流量一定、非等流は場所で変化します。

ハナダユキヒロ

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務。2010年より「建築学生が学ぶ構造力学」を運営(16年以上)。著書「わかる構造力学」「わかる構造力学(改訂版)」(工学社)。

▼用語の意味知らなくて大丈夫?▼

建築学生が学ぶ「構造力学」の用語集

▼同じカテゴリの記事一覧▼

▼カテゴリ一覧▼

▼他の勉強がしたい方はこちら▼

建築構造がわかる基礎図解集

【無料】ゼロ所長が解説!建築士試験の構造を効率よく学ぶ

・試験に出るポイントをわかりやすく解説

・今すぐnoteで学ぶ ⇒  ゼロから学ぶ建築士試験の構造

わかる1級建築士の計算問題解説書

計算の流れ、解き方がわかる!1級建築士【構造】計算問題解説集

わかる2級建築士の計算問題解説書!

【30%OFF】一級建築士対策も◎!構造がわかるお得な用語集

建築学生が学ぶ「構造力学」の用語集
pdf版の学習記事

プロフィール

建築の本、紹介します。▼

すぐにわかる構造力学の本

同じカテゴリの記事一覧

Topへ >>

  1. HOME > 水理学の基礎 > 非定常流とは?1分でわかる意味、等流、非等流、例、定常流との違い
  2. 1級の過去問(計算)解説
  3. わかる建築構造の用語集・図解集
  4. 1頁10円!PDF版の学習記事