この記事の要点
次元と単位は混同されやすいが、意味が違う。
次元は物理量の性質を表す「種類」で、M(質量)・L(長さ)・T(時間)で表す。
単位はその次元の具体的な基準(m、kg、s、N など)だ。
力の次元はMLT⁻²(質量×長さ/時間²)で、これはニュートンの第2法則F=maから導ける。
次元解析を使うと、公式が正しいかどうかを次元の一致から確認できる。
両辺の次元が合わなければ式が誤っていると判断できる。
面積はL2、体積はL3、速度はL/T、力はM・L/T2のように、基本次元の組み合わせで表されます。
単位変換に頼らず物理的な性質を整理できる便利な概念です。
【管理人おすすめ!】セットで3割もお得!約1,100語の用語集+476点の図解集セット⇒ 建築構造がわかる基礎用語集&図解集セット
次元(じげん)は、各物理量の単位を総称したものです。例えば「m、cm、mm」など色々ある長さの単位は、次元で表すと「L」です。
m、mmで単位は違うのですが、次元にすると同じLとなります。その他、次元で表すとき質量は「M」、時間は「T」とします。
例えば、面積の次元はL2です。
今回は次元と単位の違い、意味、一覧、長さと面積の次元について説明します。基本単位、組立単位の意味は下記が参考になります。
組立単位とは?SI基本単位7つとの違い・覚え方・具体例を解説
100円から読める!ネット不要!印刷しても読みやすいPDF記事はこちら⇒ いつでもどこでも読める!広告無し!建築学生が学ぶ構造力学のPDF版の学習記事
質量の単位にはt、kg、gなどがあります。これらを総称して「M」とするとき、Mを次元といいます。
一方単位は、基準となる量です。次元は物理量の性質を意味し、単位はその基準となる量を表します。
下記に物理量、次元、単位を示します。
長さの次元 ⇒ L、長さの単位 ⇒ km、m、cm、mm
質量の次元 ⇒ M、質量の次元 ⇒ t、kg、g
時間の次元 ⇒ T、時間の次元 ⇒ 時間、分、秒
よって、次元で表せば単位を気にすることなく、物理的な性質を表すことが可能です。※単位については下記が参考になります。
組立単位とは?SI基本単位7つとの違い・覚え方・具体例を解説
次元の一覧を下記に示します。
長さ ⇒ L
質量 ⇒ M
時間 ⇒ T
長さと面積の次元を下記に示します。
長さ ⇒ L
面積 ⇒ L×L=L2
面積の詳細は下記が参考になります。
その他、下記の次元も良く使います。
体積 ⇒ L3
速度 ⇒ L÷T=L/T
加速度 ⇒ L÷T÷T=L/T2
力 ⇒ M×L÷T÷T=M・L/T2
体積、力の詳細は下記をご覧ください。
体積と重量の違いは?1分でわかる重量の計算、比重との違い、鉄の重量換算
単位荷重とは?N・kN・kN/m²の換算と構造設計での使い方
混同しやすい用語
次元
物理量の性質を表す記号で、長さはL、質量はM、時間はTと表します。
単位の種類によらず、物理量の「種類」を示すものです。
単位との違いは「抽象度」です。
次元は「どんな性質か」を示し(例:長さ=L)、単位は「どんな基準で量るか」を示します(例:m、cm)。
同じ次元Lでもm・cm・mmは別々の単位です。
単位
物理量を数値で表すための基準となる量です。
長さなら「m(メートル)」、質量なら「kg(キログラム)」、時間なら「s(秒)」が基本単位です。
次元との違いは「具体性」です。
単位は同じ次元(L)の中でm・cm・mmのように複数あります。
次元は全て「L」とひとまとめに表現できます。
次元と単位を整理した表を示します。
| 項目 | 内容 | 備考 |
|---|---|---|
| 基本次元 | 長さ:L、質量:M、時間:T | 単位に依存しない物理量の性質 |
| 組み合わせ次元 | 速度:L/T、加速度:L/T2、力:M・L/T2 | 基本次元の積・商で表す |
| 次元と単位の違い | 次元は「種類」、単位は「基準の量」を示す | 例:長さ(L)の単位はm・cm・mmなど複数 |
今回は次元について説明しました。次元とは、単位を総称したものだと考えて良いでしょう。
長さには色々な単位がありますが、これらを「L」とします。このLが次元です。面積の単位は㎡、m㎡、c㎡など3種類もありますが、次元で表せばL2で済みます。
よって、物理量の性質を表すとき便利です。なお単位については下記が参考になります。
組立単位とは?SI基本単位7つとの違い・覚え方・具体例を解説
【管理人おすすめ!】セットで3割もお得!約1,100語の用語集+476点の図解集セット⇒ 建築構造がわかる基礎用語集&図解集セット
この記事の内容を○×クイズで確認する
この記事で学んだ内容は、無料の○×問題集でも確認できます。
意味を読んで終わりにせず、実際に理解できているかチェックしてみましょう。
