建築学生が学ぶ構造力学

建築学生が学ぶ構造力学
  1. HOME > 構造力学の基礎 > 回転端とは?1分でわかる意味、ピン端との違い、移動端、固定端とは?

回転端とは?1分でわかる意味、ピン端との違い、移動端、固定端とは?

この記事の要点

回転端とは、鉛直方向と水平方向の移動を拘束し、回転方向は自由に動ける支持端です。

ピン端とも呼ばれ、ピン支点と同義です。

回転端では曲げモーメントが発生しないため、構造力学の問題を解く際の境界条件として必ず理解しておくべき概念です。

この記事では、回転端とは何か、ピン端とどう違うのか、移動端との関係はどうなっているのかを整理します。

【管理人おすすめ!】セットで3割もお得!約1,100語の用語集+476点の図解集セット⇒ 建築構造がわかる基礎用語集&図解集セット


回転端とは、鉛直、水平方向の移動を拘束し回転方向は自由に移動する支持端です。

ピン支点、単に「ピン」とも言います。

移動を拘束する方向には反力が生じるため、回転端では鉛直反力、水平反力が作用します。

回転方向は自由に移動するので、回転端ではモーメントが0になります。

今回は、回転端の意味、ピン端との違い、移動端、固定端について説明します。

ピン支点の詳細は下記が参考になります。

ピン支点とは?1分でわかる意味、モーメント反力との関係、ローラー支点、固定支点との違い

【無料サンプル有】過去問は解けるけど、本番の計算がなんとなく不安…その不安、本番前に確かめませんか⇒ 構造28/30点の合格者が過去13年を全問分析|「力学計算 No.1〜6」電卓なしで解けるオリジナル全8問(頻出108論点+無料チェックシート付)

回転端とは?

回転端(かいてんたん)とは、鉛直、水平方向の移動を拘束し、回転方向は自由に移動する支持端です。ピン支点またはピン端、単に「ピン」とも言います。下図に回転端のモデル化を示します。


回転端


回転端には鉛直反力、水平反力が生じます。一方、回転方向の移動が自由なので、回転端ではモーメントが0になります。ピン支点の詳細は下記が参考になります。

ピン支点とは?1分でわかる意味、モーメント反力との関係、ローラー支点、固定支点との違い

回転端とピン端の違いは?

回転端とピン端は同じ意味です。前述したように回転端はピン支点、ピン端ともいいます。また、構造設計の実務では、単に「ピン」ということも多いです。

移動端、固定端とは?

移動端、固定端の意味を下記に示します。


・移動端 ⇒ 鉛直方向のみ移動を拘束し、水平、回転方向は自由に移動するような支持端。

鉛直方向にのみ反力が生じる。

・固定端 ⇒ 鉛直、水平、回転方向の移動を拘束する支持端。

鉛直、水平、回転方向に反力が生じる。


下図に移動端、固定端のモデル化を示します。


移動端


固定端


移動端、固定端の詳細は下記が参考になります。

移動端(ローラー端)とは?意味と具体例・回転端・固定端との違い(支持条件)

固定端とは?【近日公開予定】

混同しやすい用語

回転端(ピン端)

回転端とは、移動は拘束されるが回転は自由な支持端で、曲げモーメントが生じません。

単純梁の端部がこれに相当します。

固定端

固定端とは、移動も回転もすべて拘束された支持端で、曲げモーメント・せん断力・軸力の3成分すべてが生じます。

片持ち梁の固定側に相当します。

回転端・移動端・固定端を整理した表を示します。

端部の種類拘束方向発生する反力
回転端(ピン端)鉛直・水平を拘束、回転は自由鉛直・水平反力の2成分
移動端(ローラー端)鉛直のみ拘束、水平・回転は自由鉛直反力のみ
固定端鉛直・水平・回転をすべて拘束鉛直・水平反力+モーメント反力

まとめ

今回は回転端について説明しました。回転端は、鉛直、水平の移動を拘束し、回転方向は自由に移動するような支持端です。回転端はピン支点ともいいます。ピン支点、支点の詳細など下記も勉強しましょう。

支点とは?意味・種類の違い【図解】|ローラー・ピン・固定端

ピン支点とは?1分でわかる意味、モーメント反力との関係、ローラー支点、固定支点との違い

【管理人おすすめ!】セットで3割もお得!約1,100語の用語集+476点の図解集セット⇒ 建築構造がわかる基礎用語集&図解集セット

▶ 建築士試験ではどう問われる?
この論点は建築士(構造)で出題されます。実際の問題と解き方は 構造力学・荷重・耐震の過去問解説(分野別・全年度)(無料)で確認できます。

※ No.1〜6の力学計算対策は 力学6型 直前対策(教材)をどうぞ。

理解度チェック

Q.

回転端とは何か、生じる反力とともに説明してください。

答えを見る

回転端とは、鉛直・水平方向の移動を拘束し、回転方向は自由に移動する支持端です。移動を拘束する鉛直・水平方向に反力が生じ、回転方向は自由なため回転端ではモーメントが0になります。

Q.

回転端とピン端の関係を説明してください。

答えを見る

回転端とピン端は同じ意味です。回転端はピン支点・ピン端ともいい、構造設計の実務では単に「ピン」ということも多いです。単純梁の端部がこれに相当します。

Q.

回転端・移動端・固定端の反力の違いを説明してください。

答えを見る

回転端(ピン端)は鉛直・水平反力の2成分、移動端(ローラー端)は鉛直反力のみ、固定端は鉛直・水平反力+モーメント反力の3成分が生じます。固定端は片持ち梁の固定側に相当します。

ハナダユキヒロ

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務。2010年より「建築学生が学ぶ構造力学」を運営(16年以上)。著書「わかる構造力学」「わかる構造力学(改訂版)」(工学社)。

▼用語の意味知らなくて大丈夫?▼

建築学生が学ぶ「構造力学」の用語集

▼同じカテゴリの記事一覧▼

▼カテゴリ一覧▼

▼他の勉強がしたい方はこちら▼

建築構造がわかる基礎図解集

一級建築士 構造|直前対策

その1問の落とし、また1年待ちますか?

・一級構造の力学計算 No.1〜6を、初見のオリジナル問題で最終チェック

・まずは無料サンプルから ⇒  一級構造 直前対策の教材はこちら

わかる1級建築士の計算問題解説書

計算の流れ、解き方がわかる!1級建築士【構造】計算問題解説集

わかる2級建築士の計算問題解説書!

【30%OFF】一級建築士対策も◎!構造がわかるお得な用語集

建築学生が学ぶ「構造力学」の用語集
pdf版の学習記事

プロフィール

建築の本、紹介します。▼

すぐにわかる構造力学の本

同じカテゴリの記事一覧

Topへ >>

  1. HOME > 構造力学の基礎 > 回転端とは?1分でわかる意味、ピン端との違い、移動端、固定端とは?
  2. 1級の過去問(計算)解説
  3. わかる建築構造の用語集・図解集
  4. 1頁10円!PDF版の学習記事