この記事の要点
単純支持とは、両端ピン支持や、片側ピン、片側ローラー支持の支持条件をいいます。
どちらとも、支点曲げモーメントが生じません。
この記事では、単純支持とは何か、固定支持・両端固定・連続支持とどう違うのかを整理します。
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単純支持とは、両端ピン支持や、片側ピン、片側ローラー支持の支持条件をいいます。
どちらとも、支点曲げモーメントが生じません。
今回は単純支持の意味、固定支持や両端固定、連続支持との違い、単純支持の曲げモーメントとたわみについて説明します。
※支持の意味、単純支持梁の反力、モーメントの計算は下記が参考になります。
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単純支持とは、下記の支持条件をいいます。
・両端ピン
・片側ピン、片側ローラー
下図をみてください。片側ピン、片側ローラー支持を示しました。
中でも、片側ピンで片側ローラー支持を「単純支持」ということが多いです。単純支持は、両端に曲げモーメントが生じない静定構造のことです。
一方、両端ピン支持は、未知数が4つある不静定梁です。
ただ、鉛直力のみ作用する両端ピン支持梁は、水平方向の未知数が関係ないので、結果として静定梁と同じですね。
よって両端ピン支持も「単純支持」といいます。
※静定梁、不静定梁については、下記が参考になります。
静定梁とは?反力の求め方・不静定梁との違いと構造設計での扱い
不静定梁とは?1分でわかる意味、解き方、重ね合わせの原理、例題
なお、単純支持をした梁を、単純支持梁といいます。
単純支持の曲げモーメントとたわみの公式は下記です。※集中荷重と、等分布荷重で値が違います。集中荷重と等分布荷重の違いは、下記の記事が参考になります。
曲げモーメント M=PL/4
たわみ δ=PL^3/48EI
曲げモーメント M=wL^2/8
たわみ δ=5wL^4/384EI
曲げモーメントの求め方、たわみの計算法は下記が参考になります。
梁の曲げ応力度の計算と誘導方法|公式の意味と建築設計への応用
単純支持と固定支持(両端固定)の違いを下図に示しました。
大きな違いは、固定支持は支点に曲げモーメントが生じます。一方、単純支持は両端の曲げモーメントが0になります。両端固定の梁を、両端固定梁といいます。両端固定梁の解き方は下記が参考になります。
両端固定梁とは?1分でわかる意味、曲げモーメント、たわみ、解き方
単純支持と連続支持の違いを下図に示しました。
連続支持は、スパンが2以上かつピン支持の条件です。
連続支持は、支点に曲げモーメントが生じます。
また、不静定梁なので反力や応力の解き方に工夫が必要です。
連続支持の梁を、連続梁、連梁(れんりょう)といいます。
連続支持梁の解き方は、下記が参考になります。
混同しやすい用語
単純支持と固定支持(両端固定)
単純支持は両端に曲げモーメントが生じない支持条件(ピン・ローラー)ですが、固定支持は支点に曲げモーメントが生じます。
たわみと曲げモーメントの公式が異なるため、混同に注意が必要です。
単純支持と連続支持
単純支持は1スパンの梁を両端で支える条件ですが、連続支持は2スパン以上にわたって連続する支持条件です。
連続支持では支点に曲げモーメントが生じ、不静定梁となる点が単純支持と異なります。
単純支持を整理した表を示します。
| 支持条件 | 内容 | 備考 |
|---|---|---|
| 単純支持 | ピン+ローラー(両端ピン)支持 | 支点の曲げモーメントがゼロ |
| 固定支持 | 両端固定端支持 | 支点に曲げモーメントが生じる |
| 連続支持 | 2スパン以上のピン支持 | 不静定梁となる |
今回は単純支持について説明しました。
意味が理解頂けたと思います。
単純支持は、両端ピン支持や、片側ピン・片側ローラーで支持することです。
両者とも、支点に曲げモーメントは生じません。
単純支持は、最も基本的な支持条件なので、たわみや曲げモーメントの計算法をぜひ覚えてくださいね。
また、他の支持との違いを理解しましょう。
下記の記事が参考になります。
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