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掛け率とは、商品の売値に対する「値引きの割合」です。例えば、見積金額が1000万円で、掛け率が7掛けの場合、700万円で購入できるという意味です。今回は掛け率の意味、相場、見積金額との関係、計算法について説明します。
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掛け率とは、商品の売値に対する値引きの割合です。「9掛け」とは、見積金額に対して、「90%の価格まで値引きできるよ」という意味です。見積金額に対して、0.9かけるという意味ですね。6掛けは、0.6または60%という意味です。
例えば建築物の、ある製品をメーカーに依頼します。その品の見積金額が1000万円でした。掛け率が「9掛け」または「90%」のとき、実勢価格は「900万円」です。※実勢価格とは、値引き後の金額です。
製品の種類によりますが、建築業界では「見積金額」は、あまり当てになりません。例えば、「杭」は各杭メーカーの商品を使います。私が経験した場合ですと、見積金額に対して、7掛け、6.5掛けという場合もありました。
掛け率と見積金額、実勢金額の関係は下記です。
では、掛け率と実勢価格が分かるとき、見積金額を逆算しましょう。見積金額が700万円、掛け率は6掛けとします。上式より、見積金額を求めるときは、実勢価格を掛け率で割り戻せばいいですね。よって、
です。
見積金額が500万円、実勢価格が400万円の商品があります。掛け率はいくらでしょうか。簡単ですね。
です。
掛け率が80%、見積金額が1000万円です。実勢価格はいくらでしょうか。
です。実勢価格、見積金額、掛け率、この3つの関係を覚えてくださいね。
掛け率の相場は、製品ごとに変わります。また、一般的な商品や工法の場合、掛け率は低くなります(より安くできる)。逆に、特殊な工法や製品、1社のみが扱う商品は希少性が高いので、掛け率の値が低くなりません。
杭の場合、6.5~8.5掛け程度です(私の経験に基づく。一般的な話では無いです)。必ず、各メーカーに掛け率を確認してくださいね。
今回は掛け率について説明しました。意味が理解頂けたと思います。掛け率は、売値に対する値引きの割合です。「9掛け」と言われたら、それは売値に対して90%の価格まで値引き可能、という意味です。建築業界では、見積金額は当てになりません。必ず掛け率を確認するよう注意したいですね。
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