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プレテンション方式とは、プレストレスを導入する方法の1つです。コンクリート硬化前に、PC鋼材に引張力を与え、コンクリート硬化後、PC鋼材の張力を緩める方法です。今回は、プレテンション方式の意味、特徴、プレストレスの意味について説明します。なお、コンクリート硬化後に張力を導入する、ポストテンション方式もあります。※プレストレストコンクリート、ポストテンション方式の意味は下記も参考になります。
ポストテンション方式とは?1分でわかる意味、特徴、プレテンションとの違い
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プレテンション方式は、コンクリートにプレストレスを導入する方法の1つです。コンクリート硬化前にPC鋼材に張力を導入します。コンクリート硬化後、PC鋼材を緩める(切断する)ことで、PC鋼材からコンクリートに圧縮力が伝わります。圧縮力は、PC鋼材とコンクリートとの付着力で伝達されます。
輪ゴムを両手で引張り、離すと縮みますよね。ゴムが伸び、戻るときの力で、コンクリートの圧縮力を伝えます。
プレテンション方式の特徴は下記です。
・コンクリート硬化前に、PC鋼材に張力を導入する。
・コンクリート硬化後、PC鋼材を切断する。もとに戻る力が圧縮力として、PC鋼材からコンクリートへ伝達する。
なお、コンクリート硬化後にPC鋼材に張力を導入する方法を、ポストテンション方式といいます。詳細は下記をご覧ください。
ポストテンション方式とは?1分でわかる意味、特徴、プレテンションとの違い
プレストレストコンクリートは、コンクリートにあらかじめ圧縮力を加えることで、変形や応力を減らす効果があります。下図を見てください。普通、梁の曲げ応力度は引張と圧縮側に生じます。しかし、あらかじめコンクリートに圧縮力を加えれば、引張力と圧縮力は打ち消しあいます。
コンクリートは引張力に弱いです。プレストレスを導入することで、大スパン構造に対応できます。※大スパン構造は、下記の記事が参考になります。
大スパン建築とは?1分でわかる意味、鉄骨造の工法、空間構造との関係
プレストレスを体験しましょう。小説を5冊程度用意してください。小説を5冊並べて、両手でグッとおさえます。両手でおさえたまま、手で持ち上げても落ちません。両手の力を緩めると、本はバラバラに落ちます。両手から加えた圧縮力がプレストレスと同じ役割をしたのです。
今回はプレテンション方式について説明しました。意味が理解頂けたと思います。プレテンション方式は、コンクリート硬化前にPC鋼材に張力を導入する方法です。コンクリート硬化後に導入する方法を、ポストテンション方式といいます。意味を理解してください。下記の記事も併せて参考にしてください。
ポストテンション方式とは?1分でわかる意味、特徴、プレテンションとの違い
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