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定ひずみ三角形要素の剛性マトリクスを求める準備段階として、歪と変位を関係づけるBマトリクスを求めましょう。
変位u,vの2成分を3つの頂点(i,j,k)に関するパラメータα1,α2…を含む一次関数で表示できます(最も簡単な変位場)。変位関数の定義は、
u=α1+α2x+α3y
v=α4+α5x+α6y
次に節点座標を代入すると、
上の式を節点変位ベクトル≡{d}=[A]{α}と略記し、[A]をAマトリクスと呼びます。
また、{α}=(α1, α2, α3, α4, α5, α6,)Tは一般化変位と呼ばれます。
{α}について解くと、
{α}=[A]-1{d}
また、
a1=x2 y3-x3 y2 b1=y2-y3 c1=y3-y2
a2=x3 y1-x1 y3 b2=x3-y1 c2=x1-y3
a3=x1 y2-x2 y1 b3=x1-y2 c3=x2-y1
さらに、歪と変位の関係式は
ここで、変位関数の定義は次のように書き換えることが出来ます。
この式を歪と変位の関係に代入すると
εx=[0 1 0 0 0 0] [A]-1{d}
εy=[0 0 0 0 0 1] [A]-1{d}
2εxy=[0 0 1 0 0 0] [A]-1{d}+[0 0 0 0 1 0] [A]-1{d}
これを纏めると、
ここで、[B]をBマトリクスと呼びます。
また、マトリクス要素の節点座標で表すと、次のような式で示すことができます。
あとは、具体的な節点座標を代入すれば、実際の[B]を求めることができますね。
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