設計の仕事がつらい理由として、機械設計、建築設計など色々な業界で「設計」という職種があります。
クリエイティブな仕事で憧れる人も多いですよね。
一方で、設計の仕事を始めた方の中には、「つらい」と思う方も多いです。
今回は、設計の仕事がつらい理由と、残業、納期、営業との関係、設計の仕事に必要な能力について紹介します。
※建築設計の仕事は、下記が参考になります。
各業界に共通して、下記の理由があります。
・残業が長い
・短い納期
・営業からの無茶な要求
・勉強が大変
それぞれ説明しますね。
設計はクリエイティブな仕事です。無から有を生み出すために、色々なことを考えます。お客さんの要求を満たすため、あらゆる試行錯誤を繰り返すものです。必然的に残業が長くなります。
また、設計は高度な知識を必要とすることが多いです。「知識を持っていない」ことは、設計業界では武器が無いことに等しいです。入社して3年~5年は、基本的な知識が無いので、長時間の残業が必要となるでしょう。
僕は建築設計をしていましたが、入社して5年間は朝8:30から働いて21:00まで、普通に仕事をしていました。徹夜も何度かあります。
残業が増える理由として「納期が短い」ことがあります。自分たちの知らないところで、勝手に仕事の話が進み、納期が短い仕事をすることも多いです。
納期が迫ると焦ります。また、納期が近づくと、急な仕様変更が起きる可能性も。経験を積むと、1つの案件だけでなく、複数の仕事をこなします。納期が重なると、残業が増えてつらくなります。
営業は設計と違いノルマがあります。自分のノルマを達成するため、小さな仕事でも「とろう」とします。目の前のお宝を逃したくないわけです。一方で、目の前のお宝が「ガラクタ」だとしても、とってしまう癖があります。
自分のノルマを達成するためです。納期が短い仕事や、設計料が少ない仕事などの地雷案件を振られるのは、そのためです。設計は、いつも営業に振り回される仕事です。
前述したように、設計は高度な知識を必要とします。実務を行うだけでなく、日々の勉強でスキルアップします。ただ、普段の仕事がるので、家に帰って勉強する元気がなくなります。それでも勉強しないと、仕事についていけません。
モノ作りの設計の仕事は、その分野の専門知識だけでなく下記の能力や知識が必要です。
・3次元で考える能力
・現場のことを知ること
それぞれ説明します。
物は立体です。一方、設計図は「平面」の紙に描きます。2次元の設計図だけを書いていると、3次元でみたときに成立していないことが分かります。
2次元の図面を書きつつ、頭の中で3次元に組み立てる能力が必要です。モノづくりの実務経験を積めば、自然と身に付きます。ただし、普段から訓練することも必要です。
大学の授業では教えてくれない、設計者の必須能力です。
設計は基本的にデスクワークです。計算し、図面を書いて仕事は終わります。しかし、自分が書いた設計図が、実際に「どのように造られるのか」知る必要があります。設計者は、現場を知らない、とよく言われます。
「彼は現場のこともよく知っている」と言われるよう、積極的に現場へ行くようにしましょう。
設計が辛い理由を説明しました。ただ、嘆いていても状況は変わりません。「設計が辛い」という状況を変える必要があります。設計が辛い状況を変える方法として、下記があります。
・スキルアップ
・転職
1つはスキルアップです。前述した辛さを跳ね返すくらいスキルを積めば、状況が変わるかもしれません。また後述する「転職」においても、スキルアップした方が当然有利です。注意点は、会社によっては「仕事が早いほど、仕事が集まる」ことです。
2つめは転職です。私も経験しましたが、会社の状況を変えるのは相当難易度が高いです。いくらスキルアップしても、「自分ではどうにもならない労働環境」は存在します。
例えば会社がブラックで、一社員がホワイトにできると思いますか?難しいですよね。その点「転職」は、自分から別の環境に移るので、転職先選びを失敗しなければ、「設計が辛い」という状況が少なくなります。
「設計が辛い」と感じる方の中には、案外
・残業が多い
・人間関係に悩んでいる
人がいます。それは「設計が辛い」ではなく「職場が辛い」のです。設計自体は、やはり素晴らしい仕事です。創造的で誇れる職業だと思います。自分の思い違いで設計を辞めるのは、勿体ないです。
「設計が辛い」、「職場が辛い」のどちらか、まずは見極めるべきでしょう。もし職場が辛い方は、転職を選択肢として考えてはいかがでしょうか。
あなたは今の会社しか知らないかもしれません。でも世の中には色々な会社があります。考え方、育て方、労働環境、本当に色々なことが違います。
設計が辛いと思ったら、転職で辛くない職場を目指しましょう。
ただ、転職を1人で戦うのは失敗の元。1人で考えて悩んでも上手くいきません。履歴書や職務経歴書を1人で作って、1人で模擬面接・・・。現実的では無いですね。
転職を成功させるなら、1人で戦うより複数で戦うこと。転職エージェントや転職サイトのサービスを沢山活用しましょう。
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設計の仕事がつらい理由を整理した表を示します。
| 項目 | 内容 | 備考 |
|---|---|---|
| 残業が長い | 無から有を生み出すクリエイティブな作業のため長時間化 | 入社後3〜5年は特に残業が多い傾向 |
| 納期が短い | 営業が取ってきた案件で急な納期が発生しやすい | 複数案件の納期が重なると残業が増加 |
| 必要な能力 | 3次元で考える能力と現場知識の両立が求められる | 実務経験を積みながら自然に身につける |
今回は、設計の仕事がつらい4つの理由と、設計に必要な能力についてご紹介しました。
機械設計、建築設計など、分野は違っても設計のつらさは似ています。
最初のうちは、実務と勉強の両立も難しいですよね。
一度知識を身につけると、次々と知識をつけたくなり、仕事にも良い影響が生まれると思います。
※建築設計の仕事の種類は、下記の記事が参考になります。
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私自身も設計の道から離れた人間です。当時は「逃げ」だと思って踏み出せませんでしたが、今振り返れば、つらいまま消耗するより、早めに第三者へ相談すべきでした。20代なら、やり直しは十分きく。1人で抱え込まないでください。