この記事の要点
梁の設計で「応力度が許容値を超えないか」確認するとき、断面係数Zを使って曲げ応力度σ=M/Zを計算する。
断面二次モーメントIとの違いを正確に理解することが設計の出発点だ。
断面係数の公式と、設計での具体的な使い方を整理する。
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断面係数Zの公式は「Z=bD^2/6(長方形断面の場合)」や「Z=I/y」です。
bは断面の幅、Dは断面のせい(高さ)、Iは断面二次モーメント、yは断面の中立軸から上端(下端)までの距離です。
なお、Z=I/yは断面係数の一般式です。
断面の形状ごとに断面二次モーメントIは異なります。
構造設計の実務では、長方形の断面係数の公式「Z=bD^2/6」をよく使います。
今回は断面係数の公式と求め方、断面二次モーメントとの違いについて説明します。断面係数、断面二次モーメントの詳細は下記もご覧ください。
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断面係数Zの公式は「Z=bD^2/6(長方形断面の場合)」や「Z=I/y」です。
bは断面の幅、Dは断面のせい(高さ)、Iは断面二次モーメント、yは断面の中立軸から上端(下端)までの距離です。
Z=I/yは断面係数を求める一般式です。Z=bD^2/6の公式も「Z=I/y」が元になっています。断面の形状ごとに断面二次モーメントの計算式が変わるので、断面係数の公式も異なります。
例えば、長方形断面の断面二次モーメント=bD^3/12、中立軸から上端までの距離y=D/2です。よって、
となります。
長方形の断面係数の公式は、構造設計の実務でも良く使います。是非覚えておきましょう。その他、断面係数の公式を下図に示します。
断面係数の詳細は下記もご覧ください。
断面係数と断面二次モーメントの違いを下記に示します。
・断面係数 ⇒ 曲げる力に対する断面の強さを表す値。断面係数が大きいほど、大きな曲げモーメントに抵抗できる
・断面二次モーメント ⇒ 曲げる力に対する断面の柔らかさ(かたさ)を表す値。断面二次モーメントが大きいほど「かたい(曲げにくい)」
混同しやすい用語
断面係数の公式(長方形)
Z=bh2/6。
Z=I/yの一般式から導出。
幅b・高さhの二乗に比例する。
断面二次モーメントの公式(長方形)
I=bh3/12。
高さhの三乗に比例し、断面係数の算定の基になる。
断面係数の公式を整理した表を示します。
| 項目 | 内容 | 備考 |
|---|---|---|
| 一般式 | Z=I/y | I:断面二次モーメント、y:中立軸からの距離 |
| 長方形断面の公式 | Z=bD2/6 | b:幅、D:せい(高さ) |
| 用途 | 曲げ応力度の計算(σ=M/Z) | 断面二次モーメントはたわみ計算に使用 |
今回は断面係数の公式について説明しました。
断面係数Zの公式は「Z=I/y」や「Z=bD^2/6(長方形断面)」を用います。
長方形断面の断面係数の公式はよく使うので覚えておきましょう。
また断面係数は、断面二次モーメントの値から算定できます。
断面二次モーメントの求め方も理解しましょうね。
下記が参考になります。
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断面係数Zの公式(一般式と長方形)を答えてください。
一般式は Z=I/y(Iは断面二次モーメント、yは中立軸から上端・下端までの距離)です。長方形断面では Z=bD2/6(bは幅、Dはせい)で、これも一般式 Z=I/y から導かれます。
長方形断面の断面係数 Z=bD²/6 はどう導かれますか。
長方形断面の断面二次モーメント I=bD3/12、中立軸から上端までの距離 y=D/2 を一般式 Z=I/y に代入すると、Z=(bD3/12)÷(D/2)=bD2/6 となります。
断面係数と断面二次モーメントの違いを説明してください。
断面係数は曲げる力に対する断面の強さを表し、大きいほど大きな曲げモーメントに抵抗でき、曲げ応力度の計算(σ=M/Z)に使います。断面二次モーメントは曲げる力に対する断面のかたさ(曲げにくさ)を表し、大きいほどかたく、たわみの計算に使います。
