この記事の要点
正方形断面(一辺a)の断面係数はZ=a3/6であり、断面二次モーメントI=a⁴/12を最外縁までの距離y=a/2で割ることで導出される。
中空正方形断面の断面係数は外側と内側の寸法を使って個別に計算し、差し引きで求めることが断面性能評価の基本手順となる。
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正方形の断面係数は「a^3/6」です。
aは正方形の一辺の長さです。
たとえば、一辺の長さが10cmの正方形の断面係数は「10×10×10÷6≒167cm^3」になります。
なお、正方形の断面二次モーメントは「a^4/12」です。
今回は、正方形の断面係数の求め方、中空断面の計算、正方形の断面二次モーメントについて説明します。
断面係数、断面二次モーメントの詳細は下記が参考になります。
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正方形の断面係数は「a^3/6」で求めます。aは正方形の一辺の長さです。
長方形の断面係数は「bh^2/6」です。b、hは長方形の幅、高さです。正方形ではb=h=aなので
ですね。断面係数の求め方は下記が参考になります。
長方形の断面係数は?1分でわかる求め方、長方形の向き、断面二次モーメントとの関係
正方形の中空断面の断面係数は
です。aは正方形の外側の一辺の長さ、a1は正方形の内側の一辺の長さです。長方形の中空断面の断面二次モーメントは下式で求めます。b、hは断面外側の幅、高さ、b1、h1は断面内側の幅、高さです。
・I=(bh^3-b1h1^3)/12
さらに、断面係数は「断面二次モーメント÷図心~断面縁端までの距離」で算定できます。図心から縁端までの距離は「h/2」なので
・Z=(bh^3-b1h1^3)/12÷h/2=(bh^3-b1h1^3)/6
です。正方形の中空断面では「b=h=a、b1=h1=a1」なので
になります。
断面係数の公式は?求め方・断面二次モーメントとの違いと設計への使い方(Z=bD²/6)
正方形の断面二次モーメントは
で求めます。長方形の断面二次モーメントは「bh^3/12」で算定します。bは長方形の幅、hはせい(高さ)です。正方形ではb=hなので、一辺の長さをaとすれば
になりますね。正方形の断面二次モーメントの詳細は下記が参考になります。
正方形断面の断面二次モーメント:公式a⁴/12と断面係数の計算
混同しやすい用語
正方形の断面係数:a3/6
一辺aの正方形断面の断面係数。
Z=I/y=(a⁴/12)/(a/2)=a3/6で導出される。
断面二次モーメントa⁴/12と混同しやすいが、断面係数は最外縁距離yで割った値であり、曲げ応力度の計算(σ=M/Z)に直接使われる点が異なる。
正方形の断面二次モーメント:a⁴/12
一辺aの正方形断面の断面二次モーメント。
曲げ剛性EIの計算やたわみの算定に使用される。
断面係数a3/6は断面二次モーメントa⁴/12をa/2で割ったものであり、両者の使い分けが断面設計の基本となる。
正方形の断面係数を整理した表を示します。
| 項目 | 内容 | 備考 |
|---|---|---|
| 断面係数(正方形) | Z = a3/6 | aは一辺の長さ |
| 断面係数(中空正方形) | Z = (a⁴ - a1⁴) / (6a) | a1は内側の一辺の長さ |
| 断面二次モーメント(正方形) | I = a⁴/12 | Z = I/y の関係から導出 |
今回は正方形の断面係数について説明しました。正方形の断面係数は「a^3/6」で求めます。aは正方形の一辺の長さです。まずは断面係数、断面二次モーメントの考え方を理解しましょう。詳細は下記が参考になります。
断面係数の公式は?求め方・断面二次モーメントとの違いと設計への使い方(Z=bD²/6)
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