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細長比は単位の無い「無次元数」です。細長比は「座屈長さ÷断面二次半径」で求めます。座屈長さ、断面二次半径の単位は「mm、cm、mなどの長さの単位」を用います。今回は、細長比の単位と意味、読み方、求め方、小さいとどうなるか説明します。細長比と座屈長さの関係は下記が参考になります。
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細長比は単位の無い「無次元数」です。後述しますが細長比は「座屈長さ÷断面二次半径」で求めます。座屈長さ、断面二次半径ともに次元は「L」で、長さの単位を用います。
たとえば、座屈長さが600cm、断面二次半径の単位が6cmの場合
・細長比=600cm÷6cm=100
ですね。無次元数の意味は下記が参考になります。
無次元数とは?1分でわかる意味、単位、種類、無次元量との違い
細長比の読み方は「ほそながひ」です。「さいちょうひ」では無いので注意しましょう。細長比の読み方は下記もご覧ください。
細長比の読み方は?1分でわかる意味、小さい、大きいの考え方、計算方法は?
細長比の求め方を下記に示します。λは細長比、Lbは座屈長さ、iは断面二次半径です。
・λ=Lb/i
座屈長さは「部材の長さ×座屈長さ係数」、断面二次半径は「√(I/A)」で求めます。Iは断面二次モーメント、Aは部材の断面積です。
細長比が小さいと「座屈しにくい部材」だとわかります。逆に細長比が大きい部材は「座屈しやすい」のです。これは細長比の計算式から判断できます。
細長比=Lb/iです。分子である座屈長さが大きい(長い部材)、あるいは分母の断面二次半径iが小さい部材(断面の小さい部材)は、いかにも座屈に弱そうですよね。
逆に、細長比が小さい部材は下図に示すように太くて短い部材で、座屈に強そうです。
今回は、細長比の単位について説明しました。細長比は単位の無い無次元数です。細長比=座屈長さ÷断面二次半径で求めます。座屈長さ、断面二次半径ともに、単位は「長さの単位」です。細長比、有効細長比、無次元数の意味など下記も勉強しましょう。
無次元数とは?1分でわかる意味、単位、種類、無次元量との違い
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