建築学生が学ぶ構造力学

  1. HOME > 構造力学の基礎 > 細長比の単位は?1分でわかる意味、読み方、求め方、小さいとどうなる?

細長比の単位は?1分でわかる意味、読み方、求め方、小さいとどうなる?

【管理人おすすめ!】セットで3割もお得!大好評の用語集と図解集のセット⇒ 建築構造がわかる基礎用語集&図解集セット(※既に26人にお申込みいただきました!)


細長比は単位の無い「無次元数」です。細長比は「座屈長さ÷断面二次半径」で求めます。座屈長さ、断面二次半径の単位は「mm、cm、mなどの長さの単位」を用います。今回は、細長比の単位と意味、読み方、求め方、小さいとどうなるか説明します。細長比と座屈長さの関係は下記が参考になります。

細長比と座屈長さ、断面二次半径の関係

100円から読める!ネット不要!印刷しても読みやすいPDF記事はこちら⇒ いつでもどこでも読める!広告無し!建築学生が学ぶ構造力学のPDF版の学習記事

細長比の単位は?

細長比は単位の無い「無次元数」です。後述しますが細長比は「座屈長さ÷断面二次半径」で求めます。座屈長さ、断面二次半径ともに次元は「L」で、長さの単位を用います。


たとえば、座屈長さが600cm、断面二次半径の単位が6cmの場合


・細長比=600cm÷6cm=100


ですね。無次元数の意味は下記が参考になります。

無次元数とは?1分でわかる意味、単位、種類、無次元量との違い

細長比の読み方は?

細長比の読み方は「ほそながひ」です。「さいちょうひ」では無いので注意しましょう。細長比の読み方は下記もご覧ください。

細長比の読み方は?1分でわかる意味、小さい、大きいの考え方、計算方法は?

細長比の求め方は?

細長比の求め方を下記に示します。λは細長比、Lbは座屈長さ、iは断面二次半径です。


・λ=Lb/i


座屈長さは「部材の長さ×座屈長さ係数」、断面二次半径は「√(I/A)」で求めます。Iは断面二次モーメント、Aは部材の断面積です。

細長比は小さいとどうなる?

細長比が小さいと「座屈しにくい部材」だとわかります。逆に細長比が大きい部材は「座屈しやすい」のです。これは細長比の計算式から判断できます。


細長比=Lb/iです。分子である座屈長さが大きい(長い部材)、あるいは分母の断面二次半径iが小さい部材(断面の小さい部材)は、いかにも座屈に弱そうですよね。


細長比が大きい場合


逆に、細長比が小さい部材は下図に示すように太くて短い部材で、座屈に強そうです。


細長比が小さい部材

まとめ

今回は、細長比の単位について説明しました。細長比は単位の無い無次元数です。細長比=座屈長さ÷断面二次半径で求めます。座屈長さ、断面二次半径ともに、単位は「長さの単位」です。細長比、有効細長比、無次元数の意味など下記も勉強しましょう。

細長比と座屈長さ、断面二次半径の関係

有効細長比ってなに?1分でわかる意味と、細長比との違い

無次元数とは?1分でわかる意味、単位、種類、無次元量との違い

【管理人おすすめ!】セットで3割もお得!大好評の用語集と図解集のセット⇒ 建築構造がわかる基礎用語集&図解集セット(※既に26人にお申込みいただきました!)

▼人気の記事ベスト3▼

▼用語の意味知らなくて大丈夫?▼

建築学生が学ぶ「構造力学」の用語集

▼同じカテゴリの記事一覧▼

▼カテゴリ一覧▼

▼他の勉強がしたい方はこちら▼

建築構造がわかる基礎図解集

【読まれています】管理人による建築業界の分析!

1日13円で建築業界がわかるLINE配信!

友だち追加

わかる1級建築士の計算問題解説書

計算の流れ、解き方がわかる!1級建築士【構造】計算問題解説集

あなたは数学が苦手ですか?

わかる!実務で使う数学知識の基礎講座

【有料メルマガの初回資料が今だけ無料!】1日約13円で情報をアップデート!

有料メルマガを無料で見てみませんか?⇒ 忙しい社会人、学生のためのビルディング・アップデート

限定メールマガジン

わかる2級建築士の計算問題解説書!

【30%OFF】一級建築士対策も◎!構造がわかるお得な用語集

建築学生が学ぶ「構造力学」の用語集
pdf版の学習記事

更新情報

プロフィール

建築の本、紹介します。▼

すぐにわかる構造力学の本

人気の記事ベスト3

プロフィール

同じカテゴリの記事一覧

Topへ >>

  1. HOME > 構造力学の基礎 > 細長比の単位は?1分でわかる意味、読み方、求め方、小さいとどうなる?
  2. 1級の過去問(計算)解説
  3. 限定メルマガ
  4. わかる建築構造の用語集・図解集
  5. 1頁10円!PDF版の学習記事