この記事の要点
曲げ剛性EIはヤング係数Eと断面二次モーメントIの積であり、梁の「曲げに対する変形しにくさ」を表す指標である。EIが大きいほど撓みが小さく、たわみの公式(例:単純梁の最大たわみδ=5wL?/384EI)においてEIは分母に現れるため、設計では重要な物性値です。
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曲げ剛性のEIとは、ヤング係数Eおよび断面二次モーメントIの積を表す記号です。曲げ剛性は部材の曲げやすさ(曲げにくさ)を表します。これは、曲げる力に対する「かたさ」と言い換えても良いでしょう。今回は、曲げ剛性のEIの意味、断面二次モーメントとの関係、曲げ剛性の単位について説明します。曲げ剛性の詳細、ヤング係数、断面二次モーメントの意味は下記が参考になります。
断面二次モーメントとは?1分でわかる意味、計算式、h形鋼、公式、たわみとの関係
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曲げ剛性のEIとは、ヤング係数Eおよび断面二次モーメントIの積を表す記号です。曲げ剛性は、部材の曲げやすさ(曲げにくさ)を表します。あるいは、曲げる力に対する「かたさ」とも言えます。
さらに、ヤング係数Eは材料のかたさ、断面二次モーメントIは部材の断面形状によるかたさです。
たとえば、アルミニウムと鋼では材料としてのかたさが違います。また、同じアルミニウムでも、円と矩形(四角形)では形状に伴うかたさが変わります。これらの要素を考慮した「曲げやすさ」を表す値が曲げ剛性EIです。曲げ剛性の詳細は下記も参考になります。
曲げ剛性eiは、断面二次モーメントの値に比例します。よって、断面二次モーメントの値が大きくなるほど、曲げ剛性eiも大きくなります。たとえば、材料のかたさ(ヤング係数)が同じでも、形状によるかたさ(断面二次モーメント)により、曲げ剛性eiは変わります。断面二次モーメントの求め方は下記が参考になります。
断面二次モーメントとは?1分でわかる意味、計算式、h形鋼、公式、たわみとの関係
曲げ剛性eiの単位は「N・m2、N・mm2」を用います。曲げ剛性eiの単位は、ヤング係数Eおよび断面二次モーメントIの単位を掛け算すれば分かります。たとえば、Eの単位をN/m㎡、断面二次モーメントをmm4とすれば
・E(N/m㎡)×I(mm4)=曲げ剛性ei(N・mm2)
だと分かりますね。なお、1N/㎡=1Paなので、上記の単位を変換して「Pa・m4」としても良いでしょう。曲げ剛性eiの単位の詳細は下記もご覧ください。
曲げ剛性の単位は?1分でわかる意味、軸剛性との違い、梁、eiとの関係
混同しやすい用語
「曲げ剛性(EI)」と「軸剛性(EA)」
曲げ剛性EIは曲げ変形のしにくさ。E(ヤング率)×I(断面二次モーメント)で決まる。
「EI(曲げ剛性)」と「GJ(ねじり剛性)」
EIは梁の曲げに対する変形しにくさ。GJはせん断弾性率G×断面ねじり定数Jで、ねじりに対する変形しにくさを表す。
曲げ剛性のEIを整理した表を示します。
| 項目 | 内容 | 備考 |
|---|---|---|
| EIの意味 | ヤング係数Eと断面二次モーメントIの積(曲げにくさの指標) | EIが大きいほど変形しにくい |
| EとIの違い | Eは材料のかたさ、Iは断面形状のかたさ | 同じ材料でも断面形状でEIは変わる |
| EIの単位 | N・mm2またはkN・m2 | E[N/mm2]×I[mm?]=N・mm2 |
今回は、曲げ剛性のEIについて説明しました。曲げ剛性のEIは、ヤング係数Eと断面二次モーメントIの積を表す記号です。曲げ剛性は、曲げる力に対する部材のかたさを意味します。曲げ剛性、ヤング係数、断面二次モーメントなど下記も勉強しましょう。
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意味を読んで終わりにせず、実際に理解できているかチェックしてみましょう。


試験での問われ方|管理人の一言
曲げ剛性EIの単位はN・mm2またはkN・m2です。建築構造ではEIが大きいほど梁のたわみが小さくなります。EIを大きくするにはヤング率の高い材料を使うか、断面二次モーメントを大きくします。