この記事の要点
ピエゾ水頭とは位置水頭と圧力水頭の和であり、マノメーター(ピエゾメーター)で計測できる水頭に相当する。
全水頭はピエゾ水頭にさらに速度水頭を加えた値であり、ピエゾ水頭は全水頭から速度水頭を引いた値とも言える。
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ピエゾ水頭とは、圧力水頭と位置水頭を足したものです。マノメーターの水頭ともいえます。
なおマノメーターのことを「ピエゾメーター」とも言います。また全水頭の値から速度水頭を引いた値です。
「ピエゾ」とは、ギリシャ語で「piezo」圧力を加えるという意味です。今回はピエゾ水頭の意味、公式と求め方、単位、全水頭との違いについて説明します。
全水頭、圧力水頭の意味など下記が参考になります。
全水頭とは?1分でわかる意味、求め方、単位、ピエゾ水頭、圧力水頭との関係
圧力水頭とは?1分でわかる意味、公式と求め方、計算、圧力エネルギーとベルヌーイの定理
ピエゾ水頭とは、圧力水頭と位置水頭を足したものです。下図をみてください。これがピエゾ水頭です。マノメーターの水頭=ピエゾ水頭ともいえます。
「ピエゾ」とは、ギリシャ語の「piezo」で圧力を加えるという意味です。マノメーターは圧力を計測する器具ですが、「ピエゾメーター」とも言います。
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ピエゾ水頭の公式を下記に示します。
pは圧力、ρは水の密度、zは位置水頭です。実際にピエゾ水頭を計算しましょう。圧力が10kpa、位置水頭が3mのときピエゾ水頭を求めてください。
圧力水頭を計算するとき、圧力の単位や数の桁に注意しましょう。圧力水頭の求め方は下記が参考になります。
圧力水頭とは?1分でわかる意味、公式と求め方、計算、圧力エネルギーとベルヌーイの定理
さらに、ピエゾ水頭を2点間の距離で割った値を動水勾配といいます。動水勾配は下記をご覧ください。
動水勾配とは?1分でわかる意味、求め方、単位、エネルギー勾配との違い
ピエゾ水頭は、長さの単位で表します。よって、
cm
m
等を用います。圧力水頭、位置水頭など他の水頭と同じ単位ですね。
ピエゾ水頭と全水頭の違いを下記に示します。
ピエゾ水頭 ⇒ 位置水頭と圧力水頭を足したもの
全水頭 ⇒ ピエゾ水頭に速度水頭を足したもの。位置水頭+圧力水頭+速度水頭
全水頭、圧力水頭の詳細は下記が参考になります。
全水頭とは?1分でわかる意味、求め方、単位、ピエゾ水頭、圧力水頭との関係
圧力水頭とは?1分でわかる意味、公式と求め方、計算、圧力エネルギーとベルヌーイの定理
混同しやすい用語
ピエゾ水頭
位置水頭と圧力水頭の和(ピエゾ水頭=位置水頭+圧力水頭)。マノメーターで計測できる水頭に相当する。
全水頭がさらに速度水頭も含む3成分の合計であるのに対して、ピエゾ水頭は速度水頭を含まない2成分の合計である。
全水頭
水が持つエネルギーの総量を水頭で表したもの(全水頭=位置水頭+圧力水頭+速度水頭)。ベルヌーイの定理の基礎となる値。
ピエゾ水頭が速度成分を含まないのに対して、全水頭は速度水頭も含み、流れの全エネルギーを表す点が異なる。
今回はピエゾ水頭について説明しました。ピエゾ水頭は、位置水頭と圧力水頭を足した水頭です。
マノメーターの水頭=ピエゾ水頭と覚えてください。その他、全水頭との関係、圧力水頭、動水勾配など下記も勉強しましょう。
全水頭とは?1分でわかる意味、求め方、単位、ピエゾ水頭、圧力水頭との関係
圧力水頭とは?1分でわかる意味、公式と求め方、計算、圧力エネルギーとベルヌーイの定理
動水勾配とは?1分でわかる意味、求め方、単位、エネルギー勾配との違い
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意味を読んで終わりにせず、実際に理解できているかチェックしてみましょう。

試験での問われ方|管理人の一言
建築士試験では、ピエゾ水頭・全水頭・各水頭(位置・圧力・速度)の定義と相互関係が問われる。
「ピエゾ水頭=位置+圧力」「全水頭=位置+圧力+速度」という式を確実に覚えて混乱しないようにしよう。