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ゲージ圧とは、大気圧を基準として考える圧力です。大気圧の値は約101.3kpaですが、ゲージ圧では大気圧を0kpaと考え、他の圧力の値を表します。
一方、真空(絶対真空)の状態だと大気圧=0kpaです。よって絶対真空を基準に圧力の値を考えると、ある圧力の値は大気圧101.3kpaを加えた値となります。
今回はゲージ圧の意味、単位、大気圧、絶対圧との関係について説明します。大気圧、絶対圧の詳細は下記が参考になります。
大気圧とは?1分でわかる意味、計算、値、単位、kpa、Mpaの表し方
ゲージ圧とは、大気圧を基準として考える圧力です。下図をみてください。これがゲージ圧の考え方です。
大気圧(空気の重さ)の大きさは、約101.3kpaです。ゲージ圧で考える時は、大気圧の値を0kpaとして圧力の値を表します。
大気圧の詳細は下記が参考になります。
大気圧とは?1分でわかる意味、計算、値、単位、kpa、Mpaの表し方
例えば水中では、水の重さによる静水圧だけでなく、大気圧(空気の重さ)も作用しています。
ただし前述したゲージ圧で表す場合、大気圧を基準(0で考える)とするので、静水圧=30kpaであれば、そのままの値(30kpa)で表します。
なお、ゲージ圧は「ゲージ圧力」ともいいます。一方、絶対真空の状態は大気圧が0kpaです。この状態を基準に表した圧力を「絶対圧または絶対圧力」といいます。
前述した静水圧30kpaを絶対圧で表すと、大気圧を考慮して101.3+30=131.3kpaになります。絶対圧の詳細は下記が参考になります。
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ゲージ圧と大気圧、絶対圧には下記の関係があります。
絶対圧=ゲージ圧+大気圧
大気圧=絶対圧-ゲージ圧
前述した通り、ゲージ圧は「大気圧(=101.3kpa)」を基準(0kpa)と考えます。一方、絶対圧は0kpaが基準です。
ある圧力が50kpa、大気圧が101.3kpaのとき絶対圧=101.3+50=151.3kpaです。よって、絶対圧とゲージ圧の差分が大気圧になりますね。※大気圧、絶対圧の詳細は下記が参考になります。
大気圧とは?1分でわかる意味、計算、値、単位、kpa、Mpaの表し方
では静水圧pを絶対圧をゲージ圧で求めましょう。水深をH、大気圧をpo、ρが水の密度、gは重力加速度です。それぞれ下記に示します。
ゲージ圧で表した静水圧 ⇒ p =ρgH
絶対圧で表した静水圧 ⇒ po+ρgH
静水圧の詳細は下記が参考になります。
静水圧とは?1分でわかる意味、性質、計算、動水圧、全水圧との違い
ゲージ圧は圧力です。よってゲージ圧の単位は、圧力の単位と同じです。
kPa
MPa
を使うことが多いです。
今回はゲージ圧について説明しました。ゲージ圧は、大気圧を基準に(101.3kpa⇒0kpaとして考えた)表す圧力です。
通常、建築物に大気圧の影響は考慮しないため、圧力の値はゲージ圧で表します。
絶対圧の考え方、大気圧との関係など下記も参考になります。
大気圧とは?1分でわかる意味、計算、値、単位、kpa、Mpaの表し方
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