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土の締固め試験とはjisa1210に規定されます。締固め試験の結果、最大乾燥密度、最適含水比および乾燥密度と含水比の関係(締固め曲線)などを確認します。簡単にいうと、土の締固めによる効果(密度の向上)を確認する試験です。今回は、土の締固め試験の意味と方法、締固め曲線について説明します。土の締固め、締固め曲線の詳細は下記が参考になります。
土の締固めの目的は?1分でわかる意味、土の圧縮性、締固め曲線との関係は?
締固め曲線とは?1分でわかる意味、特徴と考察、砂質土と粘性土との違いは?
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土の締固め試験はjisa1210に規定される試験です。土は締固めすることで「密度が大きく」なります。密度を大きくすることで土は「かたく、強く」なり、水を通しにくくなるのです。このような締固めの効果を確認する目的で、土の締固め試験が行われます。
具体的には、締固め試験を行い「最大乾燥密度、最適含水比、乾燥密度と含水比の関係(締固め曲線)」等を確認します。土の締固めの意味、効果については下記もご覧ください。
土の締固めの目的は?1分でわかる意味、土の圧縮性、締固め曲線との関係は?
さて、土の締固め試験の流れについて簡単に解説します。なお試験の詳細はjisa1210をご覧ください。
まず、締固め試験では主に「ランマ―、モールド」の2つの器具を用います。モールドは試料(土)を入れる専用の筒、ランマ―は試料の締固めに用いる器具(先端に重りの付いた棒状の道具)です。
つまり、締固め試験の大きな流れとしては
・モールドに試料を入れる ⇒ ランマ―で試料を締め固める ⇒ 締固め後の土の諸量(土の質量、土の体積、含水比)を測定 ⇒ 密度(湿潤密度、乾燥密度)を算定
となります。さらに、試料に水を加える、あるいは乾燥させて試験を行うことで、含水比の変化と乾燥密度の関係が得られるのです。
また、ここでは省略しますが、用いる試料、ランマ―、モールドの仕様など細かな規定がJISに明記されています。なお、土の締固めの効果は、締固め時のエネルギー(仕事量)に影響を受けることが知られており、ランマ―質量、試料を突く回数等、締固め方法は5種類規定されます。
土の締固め試験により締固め曲線が得られます。締固め曲線とは、縦軸に乾燥密度、横軸に含水比をとったグラフです。前述した締固め試験により、試料の含水比、乾燥密度を計算することで両者の関係が得られます。
なお、含水比、乾燥密度の求め方は下記の通りです。ρtは湿潤密度、ωは含水比、maは湿潤土と容器の質量、mbは乾燥土(湿潤土を炉乾燥させた土)と容器の質量、mcは容器の質量です。
・ω=100×(ma-mb)/(mb-mc)
・ρd=ρt/(1+ω/100)
上図のように、一般に締固め曲線は山形の形状です。つまり、含水比は小さくても大きくても最大の密度とならず、その中間程度の含水比において最大の密度となります。締固め曲線の詳細は下記が参考になります。
締固め曲線とは?1分でわかる意味、特徴と考察、砂質土と粘性土との違いは?
今回は、土の締固め試験について説明しました。締固め試験は、土の締固めの効果を確認する試験でJISに規定されます。土は締固めすることで「密度が大きく」なります。密度が大きくなれば、土は「かたく、強く」なり、水を通しにくくなります。土の締固め、締固め曲線の詳細など下記も勉強しましょう。
土の締固めの目的は?1分でわかる意味、土の圧縮性、締固め曲線との関係は?
締固め曲線とは?1分でわかる意味、特徴と考察、砂質土と粘性土との違いは?
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