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締固め度Dcとは、施工後の土の乾燥密度を最大乾燥密度で割り算して百分率の値で表したものです。
例えば「締固め度Dc=90%」のように表します。また、締固め度は締固め工事における「土の施工含水比」の決定に用います。
今回は、締固め度の意味、計算方法、施工管理と締固め曲線の関係について説明します。
乾燥密度、最大乾燥密度の詳細は下記が参考になります。
乾燥密度とは?1分でわかる意味、求め方と公式、読み方、土粒子の密度
最大乾燥密度とは?1分でわかる意味、求め方、単位、最適含水比、締固め試験との関係は?
締固め度Dcとは、施工後の土の乾燥密度ρdを土の最大乾燥密度ρdmaxで割り算して百分率の値で表したものです。
締固め度Dcの計算式を下記に示します。なお、締固め度Dcの単位は%です。
上式より、締固め度Dcの値を与えてやれば、自ずと締固め後の土の乾燥密度も導けます。
よって、締固め度は後述するような「締固め工事の施工管理」に利用します。
一般に締固め度Dcは90%以上と規定されます。乾燥密度、最大乾燥密度の詳細は下記をご覧ください。
乾燥密度とは?1分でわかる意味、求め方と公式、読み方、土粒子の密度
最大乾燥密度とは?1分でわかる意味、求め方、単位、最適含水比、締固め試験との関係は?
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前述したように、締固め度は土の締固め工事の施工管理に利用します。たとえば、締固め度Dc=90%と規定すると、締固め施工後の土の乾燥密度ρdは
・90=(ρd÷ρdmax)×100 ⇒ ρd=0.9ρdmax
です。下図をみてください。施工(締固め)対象の土の締固め曲線と、乾燥密度0.9ρdmaxの横線との交点をA、Bとします。
このとき、A~Bの範囲に納まる含水比となるよう施工管理すれば、目標の「乾燥密度となる」ことが分かります。
締固め曲線の詳細は下記をご覧ください。
締固め曲線とは?1分でわかる意味、特徴と考察、砂質土と粘性土との違いは?
今回は、締固め度について説明しました。締固め度Dcは「ρd/ρdmax×100」で求めます。
ρdは締固め工事後の土の乾燥密度、ρdmaxは土の最大乾燥密度です。乾燥密度、最大乾燥密度の詳細は下記が参考になります。
乾燥密度とは?1分でわかる意味、求め方と公式、読み方、土粒子の密度
最大乾燥密度とは?1分でわかる意味、求め方、単位、最適含水比、締固め試験との関係は?
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