この記事の要点
建築物の基礎設計を始める前に、地盤のN値と支持層の概念を理解しておく必要があります。
N値は標準貫入試験で得られる地盤の強度指標で、値が大きいほど締まった地盤です。
支持層はN値が一定以上(砂質土で30以上、粘性土で20以上が目安)の地盤で、杭や基礎がここに力を伝えます。
設計事務所でボーリング報告書を受け取ったとき、最初に見るのはN値の深度分布と支持層の位置です。
N値が浅い位置で急上昇している場合は直接基礎が使えることが多く、深くまで軟弱な場合は杭基礎の検討が必要になります。
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基礎の設計というのは、建物を支える根幹を成すという意味で最も重要な構造体といえます。しかし、学生時代は中々注目もされず(地味だからでしょうか)知識が無いままになることが多いと言えます。
ここでは、そんな基礎の設計について簡単な例題を元に進めていきましょう。
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建築学生ならN値という言葉は少なからず耳にしたことがあるでしょう。
N値とは、地盤の固さや強さを表す指標です。
N値は60を上限に高いほど、『良い地盤』であるということがいえます。
N値が60を超えるものは岩盤であり、かなり長い年月を経て地面を構成したものです。
一方、軟弱地盤と呼ばれるN値が1程度の地盤は、比較的、最近の地質となります。
まず、建築工事を行う前は、建設予定地にボーリング調査を行い地盤のN値を調べる事から始まります。N値が小さければ杭を用いた基礎構造とする必要が出てきますし、N値が高ければ直接基礎でよいという見解が得られるでしょう。
N値、ボーリング調査の詳細は下記も参考になります。
N値とは?目安・求め方とN値40・50の地耐力・杭の支持力計算
ボーリング調査とは|標準貫入試験・N値・孔内水平載荷試験の基礎知識
支持層とは、建物を支持する地盤のことを言います。上部の重量をしっかりと地盤に伝達させるためには、その建物規模に見合った支持層まで力を伝達させる必要があります。
混同しやすい用語
N値
標準貫入試験(SPT)でハンマーを落下させたときの打撃回数で表す地盤の硬さの指標。
支持力
地盤が建物の荷重を支えられる強さ(地耐力)をN値などから計算で求めた値。
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