この記事の要点
断面二次モーメントIが大きいほど梁のたわみは小さくなります。
たわみδはEI(曲げ剛性)に反比例します。
等分布荷重を受ける単純梁の中央たわみはδ=5wl⁴/(384EI)です。
断面二次モーメントは曲げ変形だけでなく、座屈荷重にも影響します。オイラー座屈荷重PCr=π²EI/(kl)²で、Iが大きいほど座屈しにくくなります。
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断面二次モーメントとは、断面のかたさ(変形のしにくさ)を表す値です。梁のたわみや座屈荷重と断面二次モーメントが関係します。断面二次モーメントが大きいほど(部材がかたくなるため)、たわみは小さくなります。
今回は、断面二次モーメントとたわみの関係、計算式、剛性との関係について説明します。断面二次モーメントの意味は、下記が参考になります。
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断面二次モーメントとは、断面のかたさ(変形のしにくさ)を表す値です。断面二次モーメントの意味は下記が参考になります。
断面二次モーメントIとたわみδの間には、下記の関係があります。
δはたわみ、Iは断面二次モーメント、αは荷重条件・支持条件による係数です。上式の通り、たわみと断面二次モーメントは反比例の関係です。断面二次モーメントが大きいほど、たわみは小さくなります。
梁のたわみと公式は下記が参考になります。
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また、断面二次モーメントは断面の形状により値が違います。長方形の断面二次モーメントは、
ですが、円形やH形鋼の計算式は全く違います。詳細は下記をご覧ください。
断面二次モーメントは、梁のたわみや座屈と関係します。下式をみてください。これが梁のたわみを求める式です。断面二次モーメントの記号はIです。
δはたわみ、wは等分布荷重、Lは梁のスパン、Eは材料のヤング係数、Iは断面二次モーメントです。
たわみδと断面二次モーメントは反比例の関係です。よって、断面二次モーメントの値が大きいほど、梁のたわみは小さくなります。逆に断面二次モーメントが小さいと、梁のたわみも大きいです。
これは直感的に理解できます。下図のように、断面AとBのどちらの方が「変形しにくい(たわみが小さい)」でしょうか。直感的に断面Bです。
実際に断面Bの方が、断面二次モーメントが大きいのです。
部材の剛性は、断面二次モーメントと関係します。剛性には曲げ剛性、軸剛性、せん断剛性など色々な種類があります。特に、曲げ剛性は梁のたわみと関係するので覚えましょう。詳細は下記が参考になります。
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混同しやすい用語
断面二次モーメント(I)
断面のかたさを表す値。大きいほどたわみが小さくなる(反比例)。
曲げ剛性(EI)
ヤング係数と断面二次モーメントの積。たわみの計算式に直接使う。
断面二次モーメントとたわみの関係を整理した表を示します。
| 項目 | 内容 | 備考 |
|---|---|---|
| 断面二次モーメント(I) | 断面のかたさを表す値 | 大きいほどたわみが小さい |
| たわみとの関係 | δ = αwL4 / (EI) | Iとたわみは反比例 |
| 曲げ剛性(EI) | ヤング係数×断面二次モーメント | 剛性が大きいほど変形しにくい |
今回は、断面二次モーメントとたわみの関係について説明しました。意味が理解頂けたと思います。断面二次モーメントとたわみは反比例の関係です。断面二次モーメントが大きいほど、たわみが小さくなると覚えてくださいね。下記も是非、勉強しましょう。
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断面二次モーメントIと梁のたわみδの関係を説明してください。
たわみδは曲げ剛性EI(ヤング係数E×断面二次モーメントI)に反比例します。よって断面二次モーメントIが大きいほど、梁のたわみは小さくなります。
等分布荷重を受ける単純梁の中央たわみの公式を答えてください。
δ=5wl4/(384EI) です(wは等分布荷重、lはスパン、Eはヤング係数、Iは断面二次モーメント)。Iが分母にあるため、たわみとIは反比例の関係です。
断面二次モーメントは座屈荷重とどう関係しますか。
オイラー座屈荷重は PCr=π2EI/(kl)2 で、断面二次モーメントIが大きいほど座屈荷重が大きくなり座屈しにくくなります。断面二次モーメントは曲げ変形(たわみ)だけでなく座屈にも影響します。
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