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弾性率とヤング率の違いは?単位、換算、求め方、一覧は?

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弾性率とヤング率に違いは無いです。両者とも材料の変形のしにくさ(材料のかたさ)を表す値を意味しています。また、弾性係数やヤング係数ともいいます。今回は、弾性率とヤング率の違い、単位、換算、求め方、一覧について説明します。ヤング係数の詳細は下記が参考になります。

ヤング係数ってなに?1分でわかるたった1つのポイント

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記事を書いた人

ハナダユキヒロ/建築学生が学ぶ「構造力学」

難解な構造力学、建築構造の用語を分かりやすく解説する専門家。高等専門学校在学中から建築学生が学ぶ「構造力学」を運営。その後、国立大学大学院⇒組織設計事務所⇒弊サイト運営に従事している。

著書:「わかる構造力学/工学社」、「わかる構造力学 改訂版/工学社」

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弾性率とヤング率の違いは?

弾性率とヤング率の違いは無いです。つまり、弾性率とヤング率は同じ意味です。なお、ヤング率の「ヤング」はイギリスの物理学者であるトーマス・ヤングからとっています。弾性率およびヤング率は、材料の変形のしにくさ(材料のかたさ)を表す値です。ある材料に応力σ、ひずみεが生じるとき弾性状態において両者の関係は


・σ=Eε


で表せます。上式の通りσとεは比例関係にあります。Eは弾性率、ヤング率でσやεの値に左右されない定数です。弾性率の詳細は下記をご覧ください。

ヤング係数ってなに?1分でわかるたった1つのポイント

弾性率とヤング率の単位、単位換算は?

弾性率とヤング率の単位は「n/mm2、Mpa、Gpa」等を用います。Gpa、Mpa、n/mm2の単位換算は下記の通りです。


・1Gpa=1000Mpa

・1Gpa=1000n/mm2

・1Mpa=0.001Gpa

・1Mpa=0.001n/mm2


弾性率の単位の詳細は下記をご覧ください。

弾性率の単位は?何gpa、単位換算、ヤング率との違い、弾性率が大きいとは?

弾性率とヤング率の求め方は?

弾性率とヤング率の求め方を下記に示します。下式の通り、応力σの値をひずみεで割り算すると弾性率、ヤング率が算定できます。


・E=σ/ε

弾性率とヤング率の一覧は?

弾性率とヤング率の一覧を下記に示します。


材料 ヤング係数
鋼材 205000
コンクリート 3.35 × 104 × ( γ / 24 )2 × ( Fc / 60 )1/3
7000~12000
アルミ 7000(鋼の1/3程度)

まとめ

今回は、弾性率とヤング率の違いについて説明しました。弾性率とヤング率の違いは無いです。弾性率とヤング率は両者とも材料の変形のしにくさ(材料のかたさ)を表す値です。弾性率、ヤング率の詳細は下記も参考になります。

ヤング係数ってなに?1分でわかるたった1つのポイント

ヤング率とは?わかりやすく解説、一覧、単位、弾性率との違い、ひずみ、剛性との関係、鉄とアルミのヤング率は?

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