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貫通孔(かんつうこう)とは、鉄筋コンクリートの構造部材に開ける孔のことです。主に設備、機械用の配管を通す目的で貫通孔が開けられます。
また、梁、壁、床に対する貫通孔は、適切な処置を行えば可能ですが、柱に対する貫通孔は不可です。
今回は貫通孔の意味、読み方、補強、建築物との関係について説明します。貫通孔をスリーブともいいます。下記も参考になります。
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スリーブの補強筋は不要?1分でわかる補強筋不要の条件、スリーブ径との関係
貫通孔(かんつうこう)とは、鉄筋コンクリートの構造部材に開ける孔(あな)のことです。下図をみてください。これが貫通孔です。
貫通孔は、建築物の設備・機械用の配管を通す目的で設けられます。上図のように、貫通孔を空けることで部材の断面が「欠損」します。
断面欠損すると、部材の耐力(主にせん断耐力)が低下するため、構造的には貫通孔の設置は望ましくありません。
とはいえ、貫通孔の設置がどうしても必要になることも多く、構造部材の耐力を低下させずに貫通孔を設置(補強筋を入れるなど)するなど、適切な処置が大切です。
当然、貫通孔はどこでも開けていい訳ではありません。所定の間隔、貫通孔の径の大きさなどが規定されています。
また、梁、床、壁には貫通孔を空けることが可能ですが、柱に貫通孔を設けることは不可です。貫通孔の詳細は下記も参考になります。
スリーブってなに?梁のスリーブ位置や間隔、孔径、スリーブ補強
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貫通孔は「かんつうこう」と読みます。関係用語の読み方を下記に示します。
梁貫通 ⇒ はりかんつう
人通口 ⇒ じんつうこう
梁貫通とは梁の貫通孔のことです。なお、貫通孔は壁、床、梁などに開けます。人通口とは、基礎梁にあけるφ600以上の貫通孔のことです。
文字通り「人が通る」貫通孔です。地下にピットを設けた場合、地下のピット空間を行き来するために人通口を設けます。
前述したように、貫通孔は鉄筋コンクリート部材の断面欠損です。断面が欠損した分、部材の耐力は減少します。それらを補うために「補強」するのです。
貫通孔の補強では、貫通孔の周りに補強筋を配置します。下図に梁貫通の補強例を示しました。
貫通孔の補強は下記が参考になります。
スリーブってなに?梁のスリーブ位置や間隔、孔径、スリーブ補強
スリーブの補強筋は不要?1分でわかる補強筋不要の条件、スリーブ径との関係
今回は貫通孔について説明しました。貫通孔とは、鉄筋コンクリート部材に開ける孔のことです。
主に、設備や機械用の配管を通すために設けられます。貫通孔は断面欠損です。構造的には望ましくありません。
ただし、適切な処置を行うことで貫通孔を空けることが可能です。貫通孔の詳細など下記も勉強しましょうね。
スリーブってなに?梁のスリーブ位置や間隔、孔径、スリーブ補強
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