建築学生が学ぶ構造力学

建築学生が学ぶ構造力学
  1. HOME > 鉄筋コンクリート造の基礎 > コンクリートの硬化を早めるには?早強セメント・硬化促進剤・夏冬の違いを解説

コンクリートの硬化を早めるには?早強セメント・硬化促進剤・夏冬の違いを解説

この記事の要点

コンクリートの硬化を早める方法には、早強ポルトランドセメントの使用・硬化促進剤の添加・養生温度の上昇があります。

夏は気温が高いため硬化が早く、冬は気温が低くなるため硬化が遅く、寒中コンクリートでは加熱養生が必要です。

【管理人おすすめ!】セットで3割もお得!大好評の用語集と図解集のセット⇒ 建築構造がわかる基礎用語集&図解集セット(※既に26人にお申込みいただきました!)


コンクリートの硬化時間を早めるには、硬化が早く進む(強度が早く発現する)早強ポルトランドセメントを用いること、混和材に硬化促進剤を添加する方法があります。


普通セメントによるコンクリートは、養生期間が5日以上必要です。一方、早強ポルトランドセメントを使えば3日以上の養生期間で済みます。


2日間も短縮できるということです。今回はコンクリートの硬化時間の早める方法、夏と冬の違い、硬化促進剤との関係について説明します。

コンクリートの硬化時間とは?固まるまでの時間・温度の影響と養生期間の目安

養生期間とは?コンクリートの日数・早強・冬の規定を解説

コンクリートの硬化時間を早めるには?硬化促進剤との関係

コンクリートの硬化時間を早めるには、下記の方法などがあります。


・早強ポルトランドセメントを用いる

・硬化促進剤を添加する


通常、コンクリートの硬化時間は、打設後から28日間を要します。ただ、28日後に突然コンクリートが硬化するのではなく、打設後から徐々に硬化(強度が発現)します。


硬化中のコンクリートを保護する養生期間は、普通セメントで5日間以上ですが、早強ポルトランドセメントだと3日間以上で済みます。2日間も硬化時間が早めることが可能です。


早強ポルトランドセメント、コンクリートの硬化の詳細は下記をご覧ください。

早強ポルトランドセメントとは?読み方・記号・特徴・強度発現を解説

コンクリートの硬化時間とは?固まるまでの時間・温度の影響と養生期間の目安


下図をみてください。横軸が養生期間で縦軸が圧縮強度です(※イメージを持って頂くための概略図)。


コンクリートの硬化時間を早める方法


硬化促進剤とは、名前の通り効果を促す混和材です。主に寒中コンクリート工事で、初期強度発現を促すために用います。※寒中コンクリートの詳細は下記が参考になります。

寒中コンクリートとは?1分でわかる意味、水セメント比、温度、養生方法、空気量

100円から読める!ネット不要!印刷しても読みやすいPDF記事はこちら⇒ いつでもどこでも読める!広告無し!建築学生が学ぶ構造力学のPDF版の学習記事

コンクリートの硬化時間と夏、冬の違い

コンクリートの硬化時間は夏と冬で変わります。コンクリートの温度が高いと硬化が促進され、低いとゆっくり硬化するのです。


つまり、冬は硬化が緩慢(ゆっくり)になり、夏は硬化が促進されます。


特に注意が必要なのが冬です。寒いとコンクリートの促進が遅いだけでなく凍害の原因にもなります。建築基準法ではコンクリートの温度を2℃以上に保つことが規定されています。

試験での問われ方|管理人の一言

試験では早強セメントの特性(初期強度大・水和熱大)と、硬化促進剤の適用場面が問われます。

夏と冬のコンクリート施工条件の違い(暑中コンクリートvs寒中コンクリート)を比較して整理しましょう。

硬化を早めることのメリット(養生期間短縮・工期短縮)とデメリット(水和熱増加・ひび割れリスク)も理解しましょう。

コンクリートの硬化時間を早める方法を整理した表を示します。

項目内容備考
早強ポルトランドセメント使用時の養生期間3日間以上普通セメントは5日間以上
硬化促進剤初期強度発現を促す混和材寒中コンクリートで主に使用
温度と硬化の関係温度が高いほど硬化が促進冬は硬化が遅くなる

まとめ

今回はコンクリートの硬化時間の早め方について説明しました。早強ポルトランドセメントを使うこと硬化促進剤を用いる方法などがあります。

早強ポルトランドセメントとは?読み方・記号・特徴・強度発現を解説

養生期間とは?コンクリートの日数・早強・冬の規定を解説

【管理人おすすめ!】セットで3割もお得!約1,100語の用語集+476点の図解集セット⇒ 建築構造がわかる基礎用語集&図解集セット

この記事の内容を○×クイズで確認する

この記事で学んだ内容は、無料の○×問題集でも確認できます。

意味を読んで終わりにせず、実際に理解できているかチェックしてみましょう。

ゼロ所長の構造力学問題集で確認する

ハナダユキヒロ

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務。2010年より「建築学生が学ぶ構造力学」を運営(16年以上)。著書「わかる構造力学」「わかる構造力学(改訂版)」(工学社)。

建築構造がわかる基礎図解集

【無料】ゼロ所長が解説!建築士試験の構造を効率よく学ぶ

・試験に出るポイントをわかりやすく解説

・今すぐnoteで学ぶ ⇒  ゼロから学ぶ建築士試験の構造

わかる1級建築士の計算問題解説書

計算の流れ、解き方がわかる!1級建築士【構造】計算問題解説集

わかる2級建築士の計算問題解説書!

【30%OFF】一級建築士対策も◎!構造がわかるお得な用語集

建築学生が学ぶ「構造力学」の用語集
pdf版の学習記事

プロフィール

建築の本、紹介します。▼

すぐにわかる構造力学の本

同じカテゴリの記事一覧

Topへ >>

  1. HOME > 鉄筋コンクリート造の基礎 > コンクリートの硬化を早めるには?早強セメント・硬化促進剤・夏冬の違いを解説
  2. 1級の過去問(計算)解説
  3. わかる建築構造の用語集・図解集
  4. 1頁10円!PDF版の学習記事