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土圧係数kaとは|主働土圧係数・受動土圧係数kp・静止土圧係数k0の違い

この記事の要点

土圧係数には主働土圧係数ka・受動土圧係数kp・静止土圧係数k0の3種類があります。kaは壁が土から離れる方向に変位するときの土圧計算に使い、kpは壁が土に押し返されるときに使います。k0は壁に変位がない静止状態の土圧です。

擁壁の設計では通常kaを使って設計土圧を求めます。kpはかなり大きな変位が必要なため、安全側を取ってkaのみで設計するのが一般的です。3つの係数の大小関係はka < k0 < kpとなるため、この順番を覚えておくと値の妥当性を素早くチェックできます。

主働土圧係数Ka=tan2(45°-φ/2) で求め、3種類の土圧係数の中で最も小さい値です。

この記事では、土圧係数のkaとは何か、主働土圧係数はどう求めるのか、土圧係数のkaはどう求めるのかを整理します。

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土圧係数のkaとは主働土圧係数の記号です。主働を英語で表すと「active」なので、kの下添え字にaをつけます。


なお、主働土圧係数とは、壁が背面土から離れるときの土圧(主働土圧)を決定に必要な係数です。


今回は土圧係数のkaの意味、主働土圧係数の公式、土圧係数のkp、k0について説明します。


土圧係数、主働土圧の詳細は下記が参考になります。

土圧係数とは?1分でわかる意味、求め方と内部摩擦角の関係、ka、k0の意味は?

主動土圧とは?1分でわかる意味、計算式、主動土圧係数の求め方、受動土圧との違いは?

土圧係数のkaとは?

土圧係数のkaとは主働土圧係数の記号です。主働を英語で表すと「active」なので、kの下添え字にaをつけて「Ka」のように表します。


なお、主働土圧とは、静止状態の壁が背面土から離れる(逃げる)方向に変位するときの土圧です。


土から離れる分、主働土圧は静止状態の土圧(静止土圧)より小さくなります。主働土圧、土圧係数の詳細は下記が参考になります。

主動土圧とは?1分でわかる意味、計算式、主動土圧係数の求め方、受動土圧との違いは?

土圧係数とは?1分でわかる意味、求め方と内部摩擦角の関係、ka、k0の意味は?

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主働土圧係数kaの公式は?

主働土圧係数kaの公式を下記に示します。※なお、下記に示すkaは背面土と擁壁の摩擦力、土の粘着力、背面土の傾斜を考慮していない簡易式です。一般式は省略します。


主働土圧係数kaの公式


主働土圧係数の詳細は下記が参考になります。

主働土圧係数とは?【近日公開予定】

土圧係数のkp、k0とは?

土圧係数のkp、k0は、それぞれ受動土圧係数、静止土圧係数の記号です。Kp、K0の公式(簡易式)を下記に示します。


土圧係数のkp

土圧係数のk0


受動土圧係数、静止土圧係数の詳細は下記をご覧ください。

受動土圧係数とは?【近日公開予定】

静止土圧係数とは?【近日公開予定】

混同しやすい用語

・Ka(主働土圧係数):Activeの頭文字。Ka=tan2(45°-φ/2)

・Kp(受働土圧係数):Passiveの頭文字。Kp=tan2(45°+φ/2)

・K0(静止土圧係数):K0=1-sinφ。KaとKpの中間値

試験での問われ方|管理人の一言

記号の意味(Ka=Active、Kp=Passive、K0=静止)を理解すると混同しにくくなります。

試験では「Kaが最小でKpが最大」という大小関係と、公式のセットが問われます。(建築士試験 頻出:Ka(主働)が最小・Kp(受働)が最大という大小関係とKa=Active・K0=静止・Kp=Passiveの意味が繰り返し出題)

φ(内部摩擦角)が30°の場合のKaを暗算できると試験で時間短縮になります。

練習しておきましょう。

土圧係数のkaを整理した表を示します。

記号英語名簡易公式
Ka(主働土圧係数)Activetan2(45°-φ/2)
Kp(受働土圧係数)Passivetan2(45°+φ/2)
K0(静止土圧係数)At Rest1-sinφ

まとめ

今回は土圧係数のkaについて説明しました。土圧係数のkaは、主働土圧係数の記号です。


主働を英語で表すと「active」なので、土圧係数を意味する記号Kの下添え字にaをつけて「Ka」とします。


土圧係数、主働土圧係数の詳細など下記も勉強しましょう。

土圧係数とは?1分でわかる意味、求め方と内部摩擦角の関係、ka、k0の意味は?

主働土圧係数とは?【近日公開予定】

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理解度チェック

Q.

主働土圧係数Kaの公式は?

Ka=tan2(45°-φ/2) です(φ:内部摩擦角)。

Q.

Ka・K0・Kpの3係数の大小関係は?

Ka < K0 < Kp です。

Q.

擁壁設計で通常使う土圧係数は?

通常はKa(主働土圧係数)を使います(Kpはかなり大きな変位が必要なため、安全側でKaのみで設計するのが一般的です)。

ハナダユキヒロ

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務。

2010年より「建築学生が学ぶ構造力学」を運営(16年以上)。

著書「わかる構造力学」「わかる構造力学(改訂版)」(工学社)。

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