【管理人おすすめ!】セットで3割もお得!大好評の用語集と図解集のセット⇒ 建築構造がわかる基礎用語集&図解集セット(※既に26人にお申込みいただきました!)
基礎自重とは、基礎となるフーチングや底版の自重をいいます。基礎自重を含めて、建物の重量と考えます。
建物が沈下しないことを確認する計算では、基礎自重の算定が必要です。
今回は、基礎自重の意味、計算式、独立基礎、ss3、フーチングとの関係について説明します。
※自重の計算、基礎の意味は、下記の記事が参考になります。
自重とは?1分でわかる意味、建築物、梁、コンクリートでの計算、読み方
布基礎と独立基礎、ベタ基礎の違いと、本当に伝えたい各基礎の特徴
基礎自重とは、基礎となるフーチングや底版の自重です。自重とは、「自分(自身)の重量」を意味します。※自重の意味は、下記の記事が参考になります。
自重とは?1分でわかる意味、建築物、梁、コンクリートでの計算、読み方
直接基礎の基礎自重は、フーチングや底版の自重を意味します。杭基礎の基礎自重は、フーチングなどのコンクリート部分および、杭自重のことです。
100円から読める!ネット不要!印刷しても読みやすいPDF記事はこちら⇒ いつでもどこでも読める!広告無し!建築学生が学ぶ構造力学のPDF版の学習記事
基礎自重の計算式を下記に示します。
基礎自重=基礎の体積(m3)×2.4(t/m3)
まず基礎の体積を計算します。基礎は一般的に、立方体の形状です。よって、縦×横×高さで体積が計算できます。※体積の意味は、下記の記事が参考になります。
体積と重量の違いは?1分でわかる重量の計算、比重との違い、鉄
例えば、縦が1.0m、横が0.5m、高さが1.0mの基礎があります。この基礎自重は、
1.0*1.0*0.5*2.4=1.2t
です。簡単な掛け算で基礎自重を計算できました。なお、2.4t/m3は、鉄筋コンクリートの密度です。
基礎は普通、鉄筋コンクリート造なので、密度の値は2.4t/m3とします。
ただし注意点があります。実務では、基礎自重の計算式が少し違います。実務で使う基礎自重の計算式は下記です。
基礎自重=地盤面から基礎の底までの距離(基礎底)×基礎断面積×2.0(t/m3)
下図をみてください。基礎は地中下に埋まっています。基礎の重さは、鉄筋コンクリートと土の平均的な値と考えるのです。
よって、鉄筋コンクリートと土の密度を平均した「2.0」を使います(1.6+2.4の平均値)。
また基礎自体の高さでなく、基礎の地中までの深さが重要です。※基礎底の意味は、下記の記事が参考になります。
実務で使う式では、基礎の底を深くするほど、基礎自重は増えます。
直接基礎とする場合、基礎自重の計算が欠かせません。地盤は建物を支える支持力が必要です。建物の重さは、基礎自重を含めた値です。
よって、フーチングの形状は極力小さくし、自重を減らします。基礎自重を減らせば、地盤への負担も減りますね。
直接基礎と地盤の関係、支持力の計算などは下記の記事が参考になります。
直接基礎とは?1分でわかる種類、設計方法、地盤改良、杭基礎との違い
極限支持力とは?1分でわかる意味、許容支持力との違い、求め方、安全率
今回は基礎自重について説明しました。基礎自重は、基礎の体積と鉄筋コンクリートの密度をかけた値です。
実務では、土とコンクリート部分の平均値として算定します。実務で使う計算式も覚えましょう。
また、自重や基礎の意味も併せて参考にしてください。
自重とは?1分でわかる意味、建築物、梁、コンクリートでの計算、読み方
布基礎と独立基礎、ベタ基礎の違いと、本当に伝えたい各基礎の特徴
【管理人おすすめ!】セットで3割もお得!大好評の用語集と図解集のセット⇒ 建築構造がわかる基礎用語集&図解集セット(※既に26人にお申込みいただきました!)
有料メルマガを無料で見てみませんか?⇒ 忙しい社会人、学生のためのビルディング・アップデート