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土粒子の密度試験とは、JIS A 1202に定義される試験です。土粒子の密度試験では、土粒子の質量、体積をを「炉乾燥」や「ピクノメーター」等を用いて測定し「質量÷体積」の関係から密度の値を算定します。今回は、土粒子の密度試験の意味、目的、土粒子の質量、土粒子の体積の求め方、jisとの関係について説明します。土粒子の密度の詳細は下記が参考になります。
土粒子の密度とは?1分でわかる意味、公式と計算、目的、比重、単位体積重量
土粒子の密度の求め方は?1分でわかる計算、土粒子の体積の求め方、湿潤密度、乾燥密度との違いは?
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土粒子の密度試験とは、JIS A 1202に定義される試験です。
土粒子の密度試験では
・土粒子の乾燥質量ms
・土粒子の体積Vs
を測定し、「質量÷体積」を計算して土粒子の密度を算定します。土粒子の密度試験の詳細な内容なJISに明記ありますので、ここでは土粒子の密度試験の大まかな流れを解説します。なお、土粒子の密度試験では「土粒子の密度の算定を目的」としており、土粒子の密度を用いて、間隙比をはじめ、土の物理的性質の値が得られます。
さて、土は
・土粒子
・水
・空気
の3要素から構成されます。空気の質量≒0なので、土に含まれる水分を蒸発させれば、土粒子の乾燥質量が得られます。
具体的には、土粒子の乾燥質量は、採取した試料(土)を容器に入れて炉乾燥(110℃、24時間)して得られた質量(容器+乾燥した試料の質量)から、容器の質量を引いて得ます。
次に土粒子の体積を測定します。土粒子の体積は、ピクノメーターを用います。これは「アルキメデスの原理」を利用して体積を求めるものです。お湯でいっぱいにした浴槽に人が浸かると、人の体積分の水が押しのけられ溢れます。溢れた水の質量を測定すれば、水の密度≒1g/cm3ですから、そのまま体積の値が分かるのです。
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土粒子の体積の求め方は?1分でわかる公式、密度試験、密度の公式と求め方は?
まずピクノメーター(小瓶を想像してください)を水で満たして質量Aを測定します。次に、前述の乾燥した土粒子をピクノメーターに入れます。このとき、ピクノメーターは既に水で満たされているので、土粒子の体積分、水が溢れます。この質量をBとして測定します。また、土粒子に僅かな空気や水分が含まれる場合があるため、ピクノメーターごと煮沸して空気を逃がします。
以上より、ピクノメーターから溢れた水の質量を測定して、水の密度で割り算すれば、土粒子の体積が得られます。よって、土粒子の体積を求める計算式は
です(ρwは水の密度)。
以上より得られたms、Vsについて、質量÷体積を計算して
・ρs=ms÷Vs
が土粒子の密度になります。なお、似た用語に乾燥密度、湿潤密度などがあります。乾燥密度、湿潤密度は「土の密度」であり、土粒子の密度とは異なるので注意しましょう。土粒子の密度の詳細は下記が参考になります。
土粒子の密度とは?1分でわかる意味、公式と計算、目的、比重、単位体積重量
土粒子の密度試験はJIS A 1202に規定されます。前述した土粒子の密度試験は「試験の流れを大まかに示したもの」です。土粒子の密度試験の詳細な方法はJISをご覧ください。
今回は、土粒子の密度試験について説明しました。土粒子の密度試験とは、JIS A 1202に定義される試験です。土粒子の密度試験では、土粒子の乾燥質量、体積を測定し、「質量÷体積」から土粒子の密度を算定します。土粒子の密度、乾燥密度、湿潤密度の詳細など下記も勉強しましょう。
土粒子の密度とは?1分でわかる意味、公式と計算、目的、比重、単位体積重量
乾燥密度とは?1分でわかる意味、求め方と公式、読み方、土粒子の密度
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