この記事の要点
土粒子の体積VsはピクノメーターとJIS A 1202の試験で測定する。
土粒子の体積Vs=土の全体積V-間隙体積Vv、または密度試験から算出。
土粒子の密度ρs=Ms/Vsから、Vs=Ms/ρs で体積を求めることができる。
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土粒子の体積の求め方は「Vs=(A-B+ms)÷ρw」です。
Vsは土粒子の体積、Aは水をで満たしたピクノメーターの質量、BはAに試料を入れたときの質量、msは土粒子の質量、ρwは水の密度です。
土粒子の体積は、土粒子の密度試験に伴い測定します。
今回は、土粒子の体積の求め方と公式、密度試験、密度の公式と求め方について説明します。
土粒子の密度、密度試験の詳細は下記が参考になります。
土粒子の密度試験とは?1分でわかる意味、求め方、目的、土粒子の質量、土粒子の体積の求め方、jisとの関係は?
土粒子の体積の求め方(公式)を下記に示します。
Vsは土粒子の体積、Aは水をで満たしたピクノメーターの質量、BはAに試料(土粒子)を入れたときの質量、msは土粒子の質量、ρwは水の密度です。
土粒子の体積は土粒子の密度試験に伴い測定します。上記の式をみると難しそうですが、考え方は簡単です。
アルキメデスの原理が関係します。水の入ったコップに氷を入れると、水面は元の位置から上昇します。
これは、氷の体積分、水が押しのけられ、行き場を無くすためです。アルキメデスの原理の詳細は下記をご覧ください。
土粒子の体積は、ピクノメーター(小瓶を想像してください)を用います。※ピクノメーターは体積を測定する器具です。
まずピクノメーターを水で満たして質量Aを測ります。
次に、水で満たしたピクノメーターに試料(乾燥した土粒子)を入れて質量Bを測ります。
このとき、既にピクノメーターは水で満たされているので、入れた試料の体積分、水が押しのけられ溢れます。
つまり「試料の体積と同等の体積分の水が減る」ことになります。さらに、水の密度≒1g/cm3ですから「体積=質量÷密度」より
・土粒子(試料)の体積=溢れた水の質量÷水の密度
で算定できます。溢れた水の質量は
・(水で満たされたピクノメーターの質量)-(水と試料を入れたピクノメーターの質量)+(土粒子の質量)
です。上記を計算式で表すと「A-B+ms」です。あとは水の密度ρwで割り算するだけですね。土粒子の密度試験の詳細は下記が参考になります。
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土粒子の密度とは?1分でわかる意味、公式と計算、目的、比重、単位体積重量
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土粒子の密度の公式を下記に示します。
・ρs=ms÷Vs
ρsは土粒子の密度、msは土粒子の質量、Vsは土粒子の体積です。また、土粒子の比重は
・ρs÷ρw
で算定します。上記は物体の比重を算定する式と同様です。ただし、水の密度は水温により変わるので注意が必要です。土粒子の密度、比重の詳細は下記が参考になります。
土粒子の比重Gsとは?求め方・密度との関係と間隙比・飽和度の計算
混同しやすい用語
土粒子の体積Vs:土の固体成分(土粒子)のみの体積。
間隙の体積Vv:土粒子の隙間の体積(水+空気)。Vv=V-Vs。
土の全体積V:土粒子+間隙(水+空気)を含めた全体の体積。
土粒子の体積の求め方を整理した表を示します。
| 体積の種類 | 記号 | 内容 |
|---|---|---|
| 土粒子の体積 | Vs | 土の固体成分のみの体積。ピクノメーターで測定 |
| 間隙の体積 | Vv | 水と空気が占める隙間の体積。Vv=V-Vs |
| 土の全体積 | V | 土粒子+間隙(水+空気)の合計体積 |
今回は、土粒子の体積について説明しました。土粒子の体積の公式は「Vs=(A-B+ms)÷ρw」です。
土粒子の体積はピクノメーターを用いて測定します。また、アルキメデスの原理が関係します。
土粒子の密度試験、密度、比重の求め方など下記も勉強しましょう。
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意味を読んで終わりにせず、実際に理解できているかチェックしてみましょう。

試験での問われ方|管理人の一言
「Vs=Ms/ρs」「Vv=V-Vs」の関係式は計算問題の基本です。三相の体積関係を図解で整理しておきましょう。