この記事の要点
モーメント荷重は部材に直接回転力(偶力)として作用する荷重であり、集中荷重や分布荷重とは性質が異なる。片持ち梁にモーメント荷重が作用する場合、曲げモーメント図は荷重点で段差(不連続)が生じるため、集中荷重のケースと区別して計算することが重要です。
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モーメント荷重とは、荷重(外力)として作用するモーメントです。モーメント荷重が作用すると、集中荷重や分布荷重とは異なる影響があります。今回はモーメント荷重の意味、片持ち梁のモーメント図と計算方法について説明します。力のモーメントの意味は、下記が参考になります。
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モーメント荷重とは、荷重(外力)として作用するモーメントです。下図をみてください。梁の先端にモーメントが作用しています。これがモーメント荷重です。
似た用語にモーメント反力や曲げモーメントがあります。モーメント反力は、固定端に生じる「反力としてのモーメント」です。曲げモーメントは、応力として生じるモーメントです。
力のモーメント、曲げモーメントの意味は下記が参考になります。
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モーメント荷重が作用する片持ち梁の反力、応力を計算し、モーメント図を描きましょう。下図をみてください。片持ち梁の先端にモーメント荷重が作用しています。モーメント荷重はMとします。
静定梁なので力のつり合い条件だけで解けます。まず鉛直方向のつり合い式より、
Rb=0
です。鉛直方向に荷重は作用していません。水平方向も同様です。
モーメントのつり合いを計算します。A点を基準につり合いを考えます。A点にはモーメント荷重が作用しており、
―M+Ma=0
Ma=M
です。反力のモーメントがMで、モーメント荷重もMです。よってモーメント図は下図のように描けます。
なお、モーメント荷重による片持ち梁のたわみは、
δ=-1/2(ML^2/EI)
です。
反力、梁のたわみの計算方法などは下記が参考になります。
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混同しやすい用語
「モーメント荷重(集中モーメント)」と「集中荷重」
モーメント荷重(集中モーメント)は回転力として直接作用する荷重(単位:N・m、kN・m)。梁の特定点に回転効果を与える。
「偶力(カップル)」と「モーメント荷重」
偶力は等しい大きさで逆向きの平行な二力の組み合わせ。この二力が部材に作用するとモーメント荷重と同じ効果を生じる。
今回はモーメント荷重について説明しました。意味が理解頂けたと思います。モーメント荷重は、外力として作用するモーメントです。反力としてのモーメント、モーメント図の関係は覚えましょう。下記の記事も参考になります。
片持ち梁とモーメント荷重の関係は?1分でわかる公式、たわみの求め方
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意味を読んで終わりにせず、実際に理解できているかチェックしてみましょう。

試験での問われ方|管理人の一言
モーメント荷重(集中モーメント)は梁上の特定点に回転力として作用します。片持ち梁の先端にモーメント荷重が作用する場合は、全長にわたって一定のせん断力と線形のモーメント図が生じます。