この記事の要点
等分布荷重(w:単位長さあたりの荷重)を集中荷重(P)に変換するには「P=w×L」です。
Lは荷重の作用する区間の長さです。
集中荷重の作用点は、等分布荷重の作用区間の中心です。
梁の支点反力や曲げモーメントを計算するとき、この変換をよく使います。
三角形分布荷重や等変分布荷重への変換は作用点の位置が異なり、一律に中央とはならない点に注意が必要である。
【管理人おすすめ!】セットで3割もお得!約1,100語の用語集+476点の図解集セット⇒ 建築構造がわかる基礎用語集&図解集セット
等分布荷重から集中荷重への変換は
・集中荷重=等分布荷重×距離
で求めます。
等分布荷重は、等しい大きさの荷重が線状に分布する荷重です。集中荷重は"ある一点に集中して作用する"荷重です。
よって、等分布荷重を集中荷重に変換する場合、等分布荷重の値に、等分布荷重の作用する長さ(距離)を掛け算すると"集中荷重"の値に変換できます。
また、変換された集中荷重は「等分布荷重の作用する距離の半分の位置」に作用します。

なお、等分布荷重の単位はkN/m、集中荷重の単位はkNです。たとえば、等分布荷重の値が5kN/m、梁の距離(スパン)Lが10mのとき集中荷重Pは
・集中荷重P=等分布荷重w×距離L=5kN/m×10m=50kN
です。等分布荷重から集中荷重に変換する計算ツールを下記に示します。等分布荷重、距離の値を入力すれば集中荷重の値に変換できます。
集中荷重: - N
例題として下図に示す等分布荷重を集中荷重に変換しましょう。

簡単ですね。「集中荷重=等分布荷重×距離」なので
・集中荷重=等分布荷重×距離=3kN/m×5m=15kN
になります。また、等分布荷重は分布荷重の種類の1つで、その他、三角形分布荷重や等変分布荷重などがあり、集中荷重に変換する方法は異なります。
三角形分布荷重とは?1分でわかる意味、作用点、集中荷重との関係、片持ち梁
100円から読める!ネット不要!印刷しても読みやすいPDF記事はこちら⇒ いつでもどこでも読める!広告無し!建築学生が学ぶ構造力学のPDF版の学習記事
混同しやすい用語
等分布荷重
単位長さあたり一定の大きさで連続して分布する荷重(単位:kN/m)で、全長にわたって均等に作用する。
三角形分布荷重とは異なり荷重強度が一定であるため、集中荷重への変換は単純に「w×L」で求められる。
三角形分布荷重(等変分布荷重)
分布荷重の強度が一端からもう一端にかけて直線的に変化する荷重で、等変分布荷重とも呼ばれる。
等分布荷重とは変換後の集中荷重の作用点が異なり、三角形荷重では全長の1/3(荷重の重心)の位置に作用する。
等分布荷重から集中荷重への変換を整理した表を示します。
| 項目 | 内容 | 備考 |
|---|---|---|
| 変換式 | 集中荷重P=等分布荷重w×距離L | 単位はkN/m×m=kN |
| 作用点の位置 | 等分布荷重の作用区間の中央 | モーメント計算で重要な位置 |
| 利用場面 | 反力・曲げモーメントの計算時 | 集中荷重に変換後に力のつり合いを適用する |
今回は、等分布荷重から集中荷重に変換する方法を説明しました。等分布荷重から集中荷重への変換は「集中荷重=等分布荷重×距離」です。等分布荷重、集中荷重の詳細は下記が参考になります。
集中荷重とは?集中荷重の単位、分布荷重との違い、集中荷重による最大曲げモーメントの計算
【管理人おすすめ!】セットで3割もお得!約1,100語の用語集+476点の図解集セット⇒ 建築構造がわかる基礎用語集&図解集セット
この記事の内容を○×クイズで確認する
この記事で学んだ内容は、無料の○×問題集でも確認できます。
意味を読んで終わりにせず、実際に理解できているかチェックしてみましょう。
