この記事の要点
分布荷重は部材の面・線上に分布して作用する荷重です。
面部材ではkN/m2、線部材ではkN/mの単位を用い、均等に分布する「等分布荷重」と位置で大きさが変わる「等変分布荷重」があります。
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分布荷重(ぶんぷかじゅう)とは、床や梁などの部材面上(あるいは線上)に分布するように作用する荷重です。
物理学で習う「圧力」と同様の力です。
たとえば、建物を構成する梁、鉄筋コンクリートスラブはそれ自体に重さ(自重)があります。
部材の自重は部材の一部に作用するのではなく、部材に分布して作用する分布荷重の1つです。
分布荷重は部材上に沢山の矢印を描いて表します。

分布荷重は、床部材(スラブ)のような面部材、梁部材のような線部材に作用します。
面部材に作用する場合、荷重は面に分布するため、分布荷重の単位は「kN/m2」などの単位面積当たりの力の単位とします。
線部材に作用する場合、荷重は線に分布するため、分布荷重の単位は「kN/m」のように単位長さ当たりの力の単位です。

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なお、部材上に「一様に(どの位置でも大きさが等しく)」作用する荷重を「等分布荷重」といいます。前述した自重は等分布荷重の1つです。また位置により値が変わる分布荷重を等変分布荷重といいます。

さらに、1点に集中して作用する荷重を集中荷重(しゅうちゅうかじゅう)といいます。集中荷重は部材上に1つの矢印を描いて表します。

混同しやすい用語
分布荷重
部材の面・線上に連続的に分布して作用する荷重(kN/m2またはkN/m単位)。
自重・積雪荷重など。
集中荷重
部材の1点に集中して作用する荷重(kN単位)。
二次梁から主梁への荷重伝達など。
分布荷重を整理した表を示します。
| 項目 | 内容 | 備考 |
|---|---|---|
| 等分布荷重 | 部材全体に均一に作用する荷重 | 単位はkN/m |
| 等変分布荷重 | 強度が直線的に変化する分布荷重 | 三角形・台形状 |
| 集中荷重との違い | 1点でなく面・線全体に作用 | 合力に換算して計算可能 |
今回は、分布荷重について説明しました。分布荷重(ぶんぷかじゅう)とは、床や梁などの部材面上(あるいは線上)に分布するように作用する荷重です。物理学で習う「圧力」と同様の力です。等分布荷重と集中荷重の詳細、計算など下記も参考になります。
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意味を読んで終わりにせず、実際に理解できているかチェックしてみましょう。

試験での問われ方|管理人の一言
分布荷重は部材全体に分布して作用する荷重で、集中荷重は1点に集中する荷重です。
試験では「等分布荷重を合力(集中荷重)に換算する問題」や「等変分布荷重の作用点(三角形荷重の重心)」がよく出題されます。