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等分布荷重の計算公式|反力・曲げモーメントの求め方と例題

この記事の要点

等分布荷重(w:kN/m)が単純梁(両端支持梁)に作用する場合、反力はRA=RB=wL/2、中央の最大曲げモーメントはMmax=wL²/8です。

例題:スパン6m・等分布荷重w=5kN/mの場合、反力RA=5×6/2=15kN、最大曲げモーメントMmax=5×6²/8=22.5kN・mです。

片持ち梁の場合は反力=wL、最大曲げモーメントは固定端でwL²/2になります。

反力はどちらの支持条件でもwL/2であり、スパンが長くなると曲げモーメントは2乗・たわみは4乗で急増する。

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等分布荷重の作用する梁の公式は、曲げモーメントM=wL2/8、たわみ=5wL4/384EIで計算します。


両端が固定支点の場合、曲げモーメントM=wL2/12、たわみ=wL4/384EIです。


今回は、等分布荷重が作用する梁の計算と公式について説明します。等分布荷重の意味、曲げモーメント、たわみの公式は下記が参考になります。

等分布荷重とは?集中荷重との違い・単位・使い方を解説

曲げモーメントの公式は?1分でわかる公式、導出、両端固定、単純梁、片持ち梁

たわみの公式は?1分でわかる種類、覚え方、単位、導出

等分布荷重の計算と公式は?

等分布荷重の作用する梁は、構造力学のテストや一級建築士試験、実務でよく使います。等分布荷重の公式の計算を下記に示します。

等分布荷重が作用する単純梁の公式

単純梁6


等分布荷重とスパンに具体的な値を入れて、曲げモーメントを計算しましょう。等分布荷重w=5kN/m、スパンL=10mです。曲げモーメントMは、


M= wL2/8=5×102/8=62.5kNm


です。前述した公式の通りスパンが長いと2乗、4乗で値が大きくなるので注意が必要です。等分布荷重が作用する単純梁の計算は、下記が参考になります。

等分布荷重が作用する単純梁は?1分でわかる計算、公式、たわみ、せん断力

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等分布荷重が作用する両端固定梁の公式

等分布荷重が作用する両端固定梁の公式


単純梁の公式と比べて曲げモーメントとたわみが小さくなります。また固定端なので、端部にも曲げモーメントが生じます


上記の他、三角形分布荷重の公式と計算、等分布荷重の作用する片持ち梁の公式と計算は、下記が参考になります。

三角形分布荷重とは?1分でわかる意味、作用点、集中荷重との関係、片持ち梁

等分布荷重が作用する片持ち梁の計算|曲げモーメント・せん断力・たわみの公式


梁のたわみの公式の証明(導出)は、下記が参考になります。

梁のたわみを求める-単純梁,等分布荷重-

等分布荷重の計算と反力

等分布荷重による反力は、


wL/2


で算定します。これは単純梁、固定端梁ともに同じ値です。なお、支点条件が片側ピンー片側固定になると反力の値が変わります。詳細は下記をご覧ください。

曲げモーメントの公式は?1分でわかる公式、導出、両端固定、単純梁、片持ち梁

混同しやすい用語

単純梁(ピン+ローラー支点)

両端を単純支持(ピン・ローラー)した梁で、端部のモーメントはゼロ、中央のモーメントが最大(wL2/8)となる。

両端固定梁に比べてたわみが大きく(5wL⁴/384EI)、中央のモーメントも大きいが計算が簡単である。

両端固定梁

両端が固定支点で回転が拘束された梁で、端部と中央の両方に曲げモーメントが生じる(端部M=wL2/12)。

単純梁と比較して中央のモーメントが小さく(wL2/24)、たわみも小さいが(wL⁴/384EI)、固定端に反力モーメントが発生する点が異なる。

等分布荷重の計算公式を整理した表を示します。

項目内容備考
単純梁の最大曲げモーメントM=wL2/8梁の中央で最大となる
単純梁の最大たわみδ=5wL⁴/384EI梁の中央で最大となる
両端固定梁の最大曲げモーメントM=wL2/12(端部)・wL2/24(中央)端部と中央の値が異なる

まとめ

今回は、等分布荷重が作用する梁の計算と公式について説明しました。等分布荷重が作用する梁の計算は、建築士試験や実務でもよく使います。

等分布荷重によるモーメントは?1分でわかる求め方、公式、片持ち梁との関係

曲げモーメントの公式は?1分でわかる公式、導出、両端固定、単純梁、片持ち梁

たわみの公式は?1分でわかる種類、覚え方、単位、導出

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理解度チェック

Q.

単純梁に等分布荷重wが作用するときの反力と最大曲げモーメントは?

答えを見る

反力RA=RB=wL/2、中央の最大曲げモーメントMmax=wL2/8。

Q.

スパン6m・w=5kN/mの単純梁の反力と最大曲げモーメントは?

答えを見る

反力RA=5×6/2=15kN、最大曲げモーメントMmax=5×62/8=22.5kN・m。

Q.

両端固定梁(等分布荷重)の曲げモーメントと、単純梁との比較は?

答えを見る

端部M=wL2/12、中央M=wL2/24。単純梁の中央(wL2/8)より曲げモーメント・たわみが小さくなる。

ハナダユキヒロ

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務。2010年より「建築学生が学ぶ構造力学」を運営(16年以上)。著書「わかる構造力学」「わかる構造力学(改訂版)」(工学社)。

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