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喫水の計算方法は?3分でわかる計算、意味、関係用語の読み方

この記事の要点

喫水の計算は、水中で静止する浮体の「浮力=物体の重さ」のつり合い式から逆算して求める方法が基本である。

浮心(浮力の中心)は長方形断面なら喫水の半分の高さに位置し、喫水と浮力・浮心は密接な関係にある。

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喫水(きっすい)は水面から物体の底面までの距離です。浮心が既知の場合、喫水を計算できます。


また物体が水中で静止状態のとき、浮力=物体の重さの関係から喫水を求めることが可能です。


今回は喫水の計算方法、意味、読み方について説明します。喫水、浮力、浮心の意味など下記が参考になります。

喫水(吃水)とは|読み方・水深との違い・求め方

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浮心とは?1分でわかる意味、求め方と定義、重心との違い

喫水の計算方法は?

喫水(きっすい)は浮力との関係から計算できます。下図をみてください。水面から水中にある物体の底面までの距離が「喫水」です。


図 喫水


浮力とは、水を押しのけた体積分の重さです。水中に浸かった部分の体積は「喫水の値」と関係します。


よって、物体が水中で静止状態のとき「浮力=物体の重さ」が成立するので喫水を算定できます。


実際に下図の喫水を求めましょう。物体の重さが1000kg、長さが2m、幅が3m、喫水をdとします。なお水の密度=1.0t/m3とします。


図 喫水の計算例


浮力=2×3×d×1.0=6d

物体の重さ=1.0t


浮力=物体の重さなので、6d=1.0

d=0.167m


です。なお断面が長方形なので、浮心=喫水÷2で算定できます。浮心の詳細は下記をご覧ください。

浮心とは?1分でわかる意味、求め方と定義、重心との違い


喫水の計算は「物体の形状」で変わります。三角形の物体では喫水をどのように計算すれば良いでしょうか。


図 喫水の計算と三角形


水中以下の三角形と全体の三角形は相似関係にあります。これを利用すれば、浮力=物体の重さの関係から喫水が算定できるでしょう。


なお、浮心の値(水面から浮心までの距離など)が分かっていれば、もっと簡単に喫水を計算できます。


断面形状と浮心(水面から浮心までの距離)、喫水の関係を下記に示します。


長方形、正方形断面 ⇒ 喫水=浮心×2

三角形(凸部分が水中に向く場合) ⇒ 喫水=浮心×3


ちなみに凸部分が上向きの場合、台形の重心位置が分かれば喫水が算定できます。台形の重心位置の詳細は下記をご覧ください。

台形の重心は?1分でわかる意味、重心位置の求め方、面積

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喫水の意味

喫水は、水面から物体の底面までの距離です。下図に喫水を示します。


図 喫水

喫水の読み方

喫水は「きっすい」と読みます。関係用語の読み方を下記に示します。


浮心 ⇒ ふしん

浮力 ⇒ ふりょく

浮体 ⇒ ふたい

浮揚面 ⇒ ふようめん


浮力、浮心の意味は下記が参考になります。

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浮心とは?1分でわかる意味、求め方と定義、重心との違い

混同しやすい用語

喫水

浮体の底面から水面(浮揚面)までの距離。

「浮力=物体の重さ」のつり合いから逆算して求めることができる。

浮心が喫水範囲内の体積の中心(点)を指すのに対して、喫水は底面から水面までの長さ(距離)を表す。

浮心

浮力の作用する中心点。

長方形断面では喫水の半分の高さに位置し、喫水が求まると浮心も算定できる。

喫水が浮体の水面下の深さ全体を表すのに対して、浮心はその範囲内の体積重心という一つの点を指す。

喫水の計算を整理した表を示します。

断面形状喫水の求め方浮心の位置
長方形・正方形浮力=重さ から逆算(d=W÷(ρ×B×L))浮心=喫水÷2
三角形(凸部が水中)相似比を利用して浮力=重さで算定浮心=喫水÷3
共通の原則水中で静止:浮力=物体の重さ浮力=押しのけた体積×水の単位体積重量

まとめ

今回は喫水の計算について説明しました。喫水の計算は、浮力=物体の重さの関係から逆算して求めます。


また浮心が既知であれば、もっと簡単に喫水を算定できるでしょう。ただし物体の断面形状が複雑になると難易度が高くなります。


まずは長方形、三角形など基本的な形状の喫水を求めてみましょうね。下記も参考になります。

浮心とは?1分でわかる意味、求め方と定義、重心との違い

喫水(吃水)とは|読み方・水深との違い・求め方

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ハナダユキヒロ

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務。2010年より「建築学生が学ぶ構造力学」を運営(16年以上)。著書「わかる構造力学」「わかる構造力学(改訂版)」(工学社)。

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