建築学生が学ぶ構造力学

建築学生が学ぶ構造力学
  1. HOME > 数学の基礎 > 断面積とは?求め方・公式・長方形と円の計算例・単位を解説

断面積とは?求め方・公式・長方形と円の計算例・単位を解説

この記事の要点

断面積とは、ある物の断面の面積です。

立体の物体を、ある平面上に切ったときにできる面積です。

この記事では、断面積とは何か、長方形と円の求め方はどうするのか、公式と単位はどうなっているのかを整理します。

【管理人おすすめ!】セットで3割もお得!約1,100語の用語集+476点の図解集セット⇒ 建築構造がわかる基礎用語集&図解集セット


断面積とは、ある物の断面の面積です。立体の物体を、ある平面上に切ったときにできる面積です。今回は断面積の意味と求め方、長方形と円の公式、単位、計算方法、直径との関係について説明します。


今回の記事は、断面の意味を勉強すると、よりスムーズに読めます。下記が参考になります。

断面とは?1分でわかる意味、図面、断面方向、断面図との関係

断面積と面積の違いは?1分でわかる意味、断面積の単位、aの意味、断面積の公式は?

100円から読める!ネット不要!印刷しても読みやすいPDF記事はこちら⇒ いつでもどこでも読める!広告無し!建築学生が学ぶ構造力学のPDF版の学習記事

断面積とは?

断面積とは、ある物体の断面の面積です。下図をみてください。断面とは、立体の物体を、ある平面上に切ったときにできる面積です。

断面積

例えば、下図の円柱を考えてください。円柱を縦方向に切ったとき、その断面は長方形です。よって、円柱の断面積は「長方形の断面積」を計算します。


円柱を横方向(水平方向)に切ると、断面の形状は「円」です。よって断面積は、円の面積を計算します。


立体の物体を、どの平面に切るかどうかで、断面の形状が変わります。よって、断面積も変わりますね。


また似た用語で、表面積と底面積があります。底面積は立体の底面の面積です。表面積は立体の表面の面積をいいます。詳細は下記をご覧ください。

底面積とは?1分でわかる意味、求め方、円錐、三角錐、四角柱との関係、側面積との違い

断面積の求め方、長方形と円の公式、直径と半径の関係

長方形と円の断面積の公式を紹介します。下記に整理しました。


長方形の断面積の公式 = b×h

円の断面積の公式(半径が分かっている場合)= π×r×r


bは長方形の幅、hは長方形の高さです。rは円の半径を表します。なお、円の直径が分かっている場合、少し式が変わります(結果は同じです)。半径は直径の半分の値なので、


円の断面積の公式(直径が分かっている場合)= π×r^2/4


です。直径、半径の意味は、下記が参考になります。

直径の記号d・φとは?建築図面での意味・読み方と半径記号Rの違い

半径とは?rの記号・直径・d・φとの違いと建築断面計算での使い方

断面積の単位

断面積の単位は、m㎡やc㎡が一般的です。建築業界では、㎡を使うことも多いです。

断面積の単位は?mm²・cm²・m²の変換と建築部材(柱・梁・鉄筋)での使い方

円筒(えんとう)の断面積の計算

前述した公式を元に、円筒(えんとう)の断面積を計算しましょう。下図をみてください。円筒とは、外から見ると長方形ですが、中が空いている形状です。缶やペットボトルも円筒形ですね。

円筒の断面積

外径がD1、内径がD2と分かっています。外径とは、円筒の外側の直径です。内径は、円筒の内側の直径です。円筒の断面積は、外径を使った円の断面積から、内径を使った円の断面積を控除すればよいです。よって、


円筒の断面積=πD1^2/4-πD2^2/4


です。


外径、内径の意味は下記が参考になります。

外径とは?1分でわかる意味、図、直径との違い、円周の求め方

内径とは?意味・求め方・外径との違い

断面積の例題と計算

下図に示す円柱を、垂直方向に切りました。この断面の断面積を計算してください。

断面積の例題と計算

円柱を垂直方向に切ったとき、この断面は長方形です。高さは10cmです。半径は2cmと分かっているので、直径は4cmです。よって4cmが長方形としての幅です。断面積は、


b×h=4×10=40c㎡


です。


断面積を求める計算はや公式は簡単です。ただし、「どの断面を計算するのか?」注意してください。円柱を例にすると、垂直または水平方向の切り口で、断面積が全く違います。

混同しやすい用語

断面積と面積

断面積は立体を切断したときにできる断面の面積、面積は平面図形の大きさ。

断面積は切断方向(垂直・水平等)によって異なる値になります。

断面積と底面積・表面積

底面積は立体の底面の面積、表面積は立体の表面全体の面積。

断面積はどの断面を切るかに依存しますが、底面積は底面に固定されます。

外径(D1)と内径(D2)

外径は円筒の外側の直径、内径は内側の直径。

円筒の断面積は外径の断面積から内径の断面積を引いて求めるため、両者を混同すると計算誤りになります。

試験での問われ方|管理人の一言

試験では断面積の計算から軸力応力度(σ=N/A)を求める問題が出題されます。長方形断面はA=b×h、円形断面はA=πd²/4と覚えておき、複合断面への応用もできるようにしておきましょう。

RC造の鉄筋断面積は径ごとに決まっています(D13:約1.27cm²、D22:約3.87cm²)。配筋設計問題では必要断面積を求めて本数を決める手順が問われますので、代表的な数値を確認しておきましょう。

断面積を整理した表を示します。

項目内容備考
長方形の断面積A=幅×高さ(b×h)単位:cm2、mm2
円の断面積A=π×r2=π×d2/4(dは直径)鉄筋・鋼管の断面に使用
断面積の用途軸力・圧縮応力度の計算に使用σ=N/A(N:軸力)

まとめ

今回は断面積について説明しました。意味が理解頂けたと思います。断面積とは、立体の物体を、ある平面に切ったときの面積です。公式や求め方は比較的簡単です。あとは断面の切り口が、どのような形状になるか注意しましょう。下記も参考にしてくださいね。

断面積aとは?1分でわかる意味、読み方、体積V、重量Wの意味、断面積の公式は?

断面とは?1分でわかる意味、図面、断面方向、断面図との関係

断面積と面積の違いは?1分でわかる意味、断面積の単位、aの意味、断面積の公式は?

【管理人おすすめ!】セットで3割もお得!約1,100語の用語集+476点の図解集セット⇒ 建築構造がわかる基礎用語集&図解集セット

この記事の内容を○×クイズで確認する

この記事で学んだ内容は、無料の○×問題集でも確認できます。

意味を読んで終わりにせず、実際に理解できているかチェックしてみましょう。

ゼロ所長の構造力学問題集で確認する

ハナダユキヒロ

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務。2010年より「建築学生が学ぶ構造力学」を運営(16年以上)。著書「わかる構造力学」「わかる構造力学(改訂版)」(工学社)。

▼用語の意味知らなくて大丈夫?▼

建築学生が学ぶ「構造力学」の用語集

▼同じカテゴリの記事一覧▼

▼カテゴリ一覧▼

▼他の勉強がしたい方はこちら▼

建築構造がわかる基礎図解集

【無料】ゼロ所長が解説!建築士試験の構造を効率よく学ぶ

・試験に出るポイントをわかりやすく解説

・今すぐnoteで学ぶ ⇒  ゼロから学ぶ建築士試験の構造

わかる1級建築士の計算問題解説書

計算の流れ、解き方がわかる!1級建築士【構造】計算問題解説集

わかる2級建築士の計算問題解説書!

【30%OFF】一級建築士対策も◎!構造がわかるお得な用語集

建築学生が学ぶ「構造力学」の用語集
pdf版の学習記事

プロフィール

建築の本、紹介します。▼

すぐにわかる構造力学の本

同じカテゴリの記事一覧

Topへ >>

  1. HOME > 数学の基礎 > 断面積とは?求め方・公式・長方形と円の計算例・単位を解説
  2. 1級の過去問(計算)解説
  3. わかる建築構造の用語集・図解集
  4. 1頁10円!PDF版の学習記事