この記事の要点
鉄筋コンクリートの設計でSD295を使うとき、許容応力度の値を正確に使わないと安全性の確認ができない。
長期・短期で値が変わり、引張・圧縮・せん断でも異なる。
SD295の許容応力度の一覧と、設計での使い方を整理する。
圧縮許容応力度も引張と同値で、せん断許容応力度は長期115N/mm2・短期195N/mm2が目安です。
【管理人おすすめ!】セットで3割もお得!大好評の用語集と図解集のセット⇒ 建築構造がわかる基礎用語集&図解集セット(※既に26人にお申込みいただきました!)
sd295の許容応力度の引張、圧縮、せん断応力度の値は下表の通りです。
【表 sd295の許容応力度】
なお、鉄筋の許容応力度の考え方は下記の通りです。鉄筋の許容応力度も一般的な鋼材と同様に「長期許容応力度=材料強度F値÷1.5」で算定できます。
ただし「155を超える場合には155」と書いてあるように制限がある点に注意が必要です。また、長期許容応力度と短期許容応力度の関係は
です。
【表 鉄筋の許容応力度(長期)】
【表 鉄筋の許容応力度(短期)】
今回は、sd295の許容応力度について説明しました。sd295の長期許容応力度は195N/mm2、短期許容応力度は295N/mm2です。鉄筋の許容応力度の計算方法は、鋼材の許容応力度の考え方と同様です
鉄筋の許容応力度は?1分でわかる値と計算、安全率、許容せん断応力度、sd295、sd345の許容応力度は?
鉄筋の長期許容引張応力度=降伏点÷1.5(上限155)の公式を使って計算してみましょう。
| 鉄筋種別 | 降伏点 (N/mm2) | 長期許容引張 (N/mm2) | 短期許容引張 (N/mm2) |
|---|---|---|---|
| SD295A | 295 | 195(=295÷1.5) | 295 |
| SD345 | 345 | 215(=345÷1.6≒215) | 345 |
| SD390 | 390 | 215(上限215) | 390 |
※SD345・SD390は計算値より上限値(215)が優先されます。
RC梁の主筋SD295A(長期荷重時)に引張応力度 180N/mm2 が発生した場合の検定:
発生応力度 180N/mm2 ≦ 長期許容値 195N/mm2 → OK(安全)
Q1:SD295Aの短期許容引張応力度は?
A1:短期=降伏点そのままなので 295N/mm2
Q2:SD345の長期許容引張応力度の計算値は?
A2:345÷1.5=230N/mm2。ただし上限215N/mm2があるため、実際は 215N/mm2
【管理人おすすめ!】セットで3割もお得!約1,100語の用語集+476点の図解集セット⇒ 建築構造がわかる基礎用語集&図解集セット
▶ 建築士試験ではどう問われる?
この論点は建築士(構造)で出題されます。実際の問題と解き方は RC造の過去問解説(分野別・全年度)(無料)で確認できます。
SD295の長期・短期許容引張応力度はいくつですか?
長期195N/mm2、短期295N/mm2です。圧縮許容応力度も引張と同値です。長期は降伏点295÷1.5≒196.7→195、短期は降伏点そのままの295です。
SD295をせん断補強筋として用いる場合の許容応力度の目安はいくつですか?
せん断許容応力度は長期115N/mm2・短期195N/mm2が目安です。
RC梁主筋SD295A(長期荷重時)に引張応力度180N/mm2が発生した場合、検定はどうなりますか?
発生応力度180N/mm2 ≦ 長期許容値195N/mm2 となるためOK(安全)です。
