この記事の要点
SD345は降伏点345N/mm2の異形鉄筋材質で、主にD19〜D25の鉄筋に使用され、ヤング係数は2.0×105N/mm2です。
長期許容引張応力度は215N/mm2(≒345/1.6)・短期は345N/mm2で、SD295Aより許容応力度が大きいです。
この記事では、SD345とは何か、SD295Aとどう違うのか、引張強度と許容応力度はどれくらいかを整理します。
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sd345は異形鉄筋の材質の1つです。他にもsd295aやsd390が一般的に利用されます。
sd345は異形鉄筋(異形棒鋼)の1つで、下図のように表面に節やリブがついています。これは鉄筋とコンクリートとの付着性を向上させるためです。
一方、表面がつるつるの鉄筋もあり、これを丸鋼といいます。一般に、鉄筋コンクリート部材の鉄筋としては異形鉄筋(異形棒鋼)を用います。
sd345の寸法、重量、節、呼び名の詳細は下図の通りです。
今回は、sd345の意味、ヤング率、許容応力度、sd295aとの違い、sd345の機械的性質などについて説明します。※sd295aについては下記が参考になります。
SD295Aの規格一覧|機械的性質・化学成分・鉄筋径(D10〜D16)
sd345は異形鉄筋の材質の1つです。「sd」はSteel Deformed barの頭文字をとっています。「345」は、降伏点の下限値を表します。
sd345は異形鉄筋(異形棒鋼)の1つです。異形鉄筋と丸鋼の違いは下図の通りです。
なお、sd295aなら「295」、sd390は「390」が降伏点の下限値です。鉄筋に関わらず、ローマ字の後に続く数字は降伏点を意味します。覚えておきましょう。
sd345は柱、梁、二次部材など幅広く使います。長期許容応力度、短期許容応力度も大きく、対応する鉄筋径も太いので使いやすい材質です。
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sd345の許容応力度、ヤング率、規格についてそれぞれ解説します。
sd345の許容応力度は下記です。
他の鋼材と比べて、長期と短期は1.5倍の関係でないことに注意してください(1.6倍程度です)。
短期の断面算定で、長期の1/1.5とすると間違えます。
sd345のヤング率は、
です。鋼材のヤング率は材質に関わらず一定です。※ヤング率については下記が参考になります。
ヤング係数(弾性係数)とは?求め方と公式、単位、材料ごとの値【図解】
sd345の機械的性質は、JISG3112に規定されます。下表に示します。
なお、sd345以外の材種も併せて書きました。引張強さや曲げ試験など、何が違うのか目を通しておきましょう。
下表にsd345の化学成分を示します。他鉄筋との違いを理解しましょう。
例えば、sd295aとsd345では、化学成分の規定が随分違いますよね。
sd345とsd295aの違いを下記に示します。
構造設計の実務では、D13に対してsd345の材種を適用しません。下記に、sd345とサイズの関係を示します。
またsd390はD29以上の鉄筋に適用する材種です。上記は、鉄筋コンクリート造の構造計算における「常識」です。D13なのにSD345の材質を適用したり、間違えないよう注意しましょう。
混同しやすい用語
SD295A
降伏点295 N/mm2の異形鉄筋。D10〜D16の細径鉄筋に使用されることが多い。長期許容引張応力度は195 N/mm2。
SD345
降伏点345 N/mm2の異形鉄筋。D19〜D51の太径鉄筋に多く使用される。長期許容引張応力度は215 N/mm2でSD295Aより高い。
SD345を整理した表を示します。
| 項目 | 内容 | 備考 |
|---|---|---|
| 降伏点 | 345 N/mm2以上 | SD295Aの295 N/mm2より高強度 |
| 許容応力度 | 長期:215 N/mm2 短期:345 N/mm2 | 長期と短期の比は約1.6倍(1.5倍でない点に注意) |
| 適用鉄筋径 | D19?D25が標準 | 柱・大梁の主筋に使用。D13はSD295Aを適用 |
今回はsd345について説明しました。鉄筋コンクリート造の部材に、sd345は良く使います。降伏強度や適用可能な鉄筋径を覚えておきましょう。
またsd295aについても併せて覚えてくださいね。
SD295Aの規格一覧|機械的性質・化学成分・鉄筋径(D10〜D16)
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