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鉄筋の許容応力度は?1分でわかる値と計算、安全率、許容せん断応力度、sd295、sd345の許容応力度は?

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鉄筋の許容応力度は「短期許容応力度=材料強度」、「長期許容応力度=材料強度÷1.5」等で求めます(※ただし上限値あり)。


例えば、SD295Aの材料強度Fは295N/m㎡、引張における短期許容応力度は295N/m㎡、長期許容応力度は195N/m㎡です。


今回は、鉄筋の許容応力度の値と意味、安全率、許容せん断応力度、sd295、sd345の許容応力度について説明します。許容応力度、鉄筋の詳細は下記が参考になります。

sd345の許容応力度は?1分でわかる値、鉄筋の許容応力度、計算式

鉄筋の種類とsdの記号、見分け方とロールマークの関係

鉄筋の許容応力度は?sd295、sd345の許容応力度は?

鉄筋の許容応力度を下表に示します。


【鉄筋の許容応力度】

長期 短期
引張および圧縮 せん断補強 引張および圧縮 せん断補強
SR235 155 155 235 235
SR295 155 195 295 295
SD295AおよびB 195 195 295 295
SD345 215(※195) 195 345 345
SD390 215(※195) 195 390 390
SD490 215(※195) 195 490 490

※D29以上の太さの鉄筋に対しては( )内の数値とする。


上表より、sd295、sd345の許容応力度は


・sd295の長期許容応力度 ⇒ 195N/m㎡

・sd295の短期許容応力度 ⇒ 295N/m㎡

・sd345の長期許容応力度 ⇒ 215N/m㎡

・sd345の短期許容応力度 ⇒ 345N/m㎡


です。許容応力度の意味、鉄筋の許容応力度の詳細は下記をご覧ください。

sd345の許容応力度は?1分でわかる値、鉄筋の許容応力度、計算式

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記事を書いた人

ハナダユキヒロ/建築学生が学ぶ「構造力学」

難解な構造力学、建築構造の用語を分かりやすく解説する専門家。高等専門学校在学中から建築学生が学ぶ「構造力学」を運営。その後、国立大学大学院⇒組織設計事務所⇒弊サイト運営に従事している。

著書:「わかる構造力学/工学社」、「わかる構造力学 改訂版/工学社」

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鉄筋の許容応力度の安全率は?

鉄筋(丸鋼および異形鉄筋)の許容応力度の安全率は1.5です。丸鋼と異形鉄筋の長期許容応力度、短期許容応力度の詳細を下表に示します。


【鉄筋の許容応力度】

長期 短期
引張および圧縮 せん断補強 引張および圧縮 せん断補強
SR235 155 155 235 235
SR295 155 195 295 295
SD295AおよびB 195 195 295 295
SD345 215(※195) 195 345 345
SD390 215(※195) 195 390 390
SD490 215(※195) 195 490 490

※D29以上の太さの鉄筋に対しては( )内の数値とする。


上記のように「長期許容応力度=短期許容応力度÷安全率(1.5)」の関係です。安全率は建築基準法施行令第90条に明記されています。安全率の詳細は下記をご覧ください。

安全率ってなに?色んな材料の安全率と降伏強度との関係

鉄筋の許容せん断応力度は?

鉄筋の許容せん断応力度を下表に示します。


【鉄筋の許容せん断応力度】

長期 短期
引張および圧縮 せん断補強 引張および圧縮 せん断補強
SR235 155 155 235 235
SR295 155 195 295 295
SD295AおよびB 195 195 295 295
SD345 215(※195) 195 345 345
SD390 215(※195) 195 390 390
SD490 215(※195) 195 490 490

※D29以上の太さの鉄筋に対しては( )内の数値とする。


許容せん断応力度の詳細は下記をご覧ください。

鋼材の許容応力度は?1分でわかる意味、安全率と長期、短期と求め方、ss400の値

まとめ

今回は、鉄筋の許容応力度について説明しました。鉄筋の許容応力度は「短期許容応力度=材料強度」、「長期許容応力度=材料強度÷1.5」等で求めます。


なお、材料強度は告示平12建告第2464号に明記あります。許容応力度の詳細は下記もご覧ください。

sd345の許容応力度は?1分でわかる値、鉄筋の許容応力度、計算式

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