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異形鉄筋のd29は、比較的径の大きな鉄筋です。柱や地中大梁の主筋、階数の大きな建築物の一般階大梁の主筋に使います。小梁には使いません。
今回は、鉄筋のd29の意味、重量、外径、sd345との関係、d29の材質について説明します。
鉄筋径のd29は、比較的大きな径の鉄筋です。柱や大梁に使います。小梁には使いません。また、d29の鉄筋は材質をsd390にします。
sd390は長期許容応力度がsd345より小さいです(sd390は195、sd345は215)。よって、長期荷重の影響が大きな梁に、d29を使うのは望ましくないです。
なお、鉄筋の許容応力度は下記が参考になります。
sd345とは?1分でわかる意味、ヤング率、許容応力度、sd295aとの違い
一方で短期荷重の影響が大きい部材では、鉄筋が足りなければd29を使います。例えば、杭に生じる曲げモーメントは地中梁で伝達します。
杭曲げが大きいと、短期許容応力度も大きなd29を使います。
杭頭とフーチングを一体化するために杭頭補強筋をいれます。杭頭曲げが大きい場合、d29の鉄筋を使います。杭頭補強筋は下記が参考になります。
杭頭補強筋とは?1分でわかる意味、計算、鉄筋の定着長さ、溶接長との関係
d29は比較的、鉄筋径が大きいので「鉄筋のあき」も大きいです。梁幅と鉄筋本数の関係に注意しましょう(鉄筋が並ぶか)。
特に、柱面と梁面を合わせる場合、柱の主筋分、梁主筋が内側に入ります。梁幅が足りるのか確認しましょう。
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d29の重量と外径を下図に示します。
通常、鉄筋は軽いですが、d29は径が大きく質量も重いです。他鉄筋の重量、サイズは下記が参考になります。
d29の材質は、sd390が一般的です。Sd345とする鉄筋径はD19~D25です。下図を見てください。
鉄筋の単価を示しました。D10ではsd345が一般流通していないとわかります。
sd345とは?1分でわかる意味、ヤング率、許容応力度、sd295aとの違い
今回はd29について説明しました。意味が理解頂けたと思います。d29は、異形鉄筋の1つです。
比較的大きな径の鉄筋で、大梁や柱、杭頭補強筋に使います。小梁には使わないので注意してください。
鉄筋の比重は?1分でわかる重量、d13の重量、sd295、sd345の関係
d29の断面積は?1分でわかる値と求め方、鉄筋の断面積表、d22、d25の鉄筋の断面積は?
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