この記事の要点
ダルシーの法則は「Q=kAΔh/ΔL=kAi」の公式で表されます。流量Qは透水係数k、断面積A、動水勾配iに比例します。
透水係数kが大きい土(砂質土)は水を通しやすく、kが小さい土(粘性土)は水を通しにくいです。
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ダルシーの法則は、流量Qが透水係数(水の通しやすさ)k、水頭差Δhに比例し、距離ΔLに逆比例することを表します。
ダルシーの法則は、フランス人技術者ダルシー氏による実験式で、ダルシーの法則の公式は「Q=kAΔh/ΔL」です。
透水係数kが小さいほど「水を通しにくく」、kが大きいほど「水を通しやすい」ことが分かります。
今回は、ダルシーの法則の意味と公式、透水係数、流量との関係について説明します。透水係数の詳細は下記が参考になります。
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ダルシーの法則は、流量Qが透水係数(水の通しやすさ)k、水頭差Δhに比例し、距離ΔLに逆比例することを表す式です。ダルシーの法則の公式を下記に示します。
・Q=kAΔh/ΔL
ダルシーの法則は、フランス人技術者のダルシー氏による実験から得られた経験式(実験式)です。上式より
・透水係数kが大きいほど、流量Qは多くなる
・透水係数kが小さいほど、流量Qは少なくなる
ので
・透水係数kが大きい ⇒ 水を通しやすい土 ⇒ 例:砂質土(イメージ:網目が粗い)
・透水係数kが小さい ⇒ 水を通しにくい土 ⇒ 例:粘性土(イメージ:網目が細かい)
だと判断できます。また、水頭差Δh、距離ΔLに着目します。
下図をみてください。直感的に理解頂けるはずですが、水頭差すなわち、一方の水位が高い位置にあるほど勾配は急になり、
水を動かす力は大きくなります。逆に、ある2点の距離が長いほど、勾配は緩くなるため、水を動かす力は弱まります。
言い換えればΔhとΔLの影響は「勾配(上図の破線)」をみれば良いのであり、このΔhとΔLの比率を「動水勾配」といいます。
動水勾配iは「i=Δh/ΔL」で求めます。よって、前述したダルシーの法則は
・Q=kAΔh/ΔL=kAi
になります。上式より流量Qはk、A、iに比例するといえます。
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さて、水理学において流量Qは1秒間に移動する水の体積を意味するので
・Q=A×v
です(Aは流積(水路に水が流れる範囲の断面積)、vは流速)。つまり
・Q=kAi=A×v ⇒ v=ki
が導けます。上式より、流速は透水係数と動水勾配に比例することが分かります。流量、ダルシーの公式の詳細は下記が参考になります。
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ダルシーの法則によれば透水係数、流量の関係は下記となります。
・流量Qは断面積Aと透水係数k、水頭差Δhに比例する
・流量Qは距離ΔLに反比例する
流量の詳細は下記をご覧ください。
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混同しやすい用語
ダルシーの法則の公式Q=kAiと流量Q=Avの関係から「v=ki」が導かれます。vは流速です。透水係数kと流速vを混同しないようにしましょう。
動水勾配i=Δh/ΔLは「水頭差を距離で割った値」です。ΔhとΔLの単位が同じなため、iは無次元数になります。
ダルシーの法則を整理した表を示します。
| 記号 | 意味 | 特徴 |
|---|---|---|
| Q(流量) | Q=kAi | k・A・iに比例 |
| k(透水係数) | 水の通しやすさ | 砂質土:大、粘性土:小 |
| i(動水勾配) | i=Δh/ΔL | 水頭差÷距離 |
今回は、ダルシーの法則について説明しました。
ダルシーの法則は、流量Qが透水係数(水の通しやすさ)k、水頭差Δhに比例し、距離ΔLに逆比例することを意味しQ=kAiで求めます。
さらに、Q=vAより「v=ki」が得られます。流量、水頭、透水係数なども併せて勉強しましょう。
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