この記事の要点
AIJ(日本建築学会)が発行する「建築基礎構造設計指針」は、基礎設計の標準的な規準書で、確認申請の構造計算根拠として広く参照されています。支持力計算・液状化判定・杭の設計法などが詳細に規定されています。
最新版への改訂では液状化判定法が更新されるなど、設計に直接影響する変更が含まれるため、使用する版数の確認が重要です。設計事務所では「2001年版」か「最新版」かで判定結果が変わるケースがあるため、発注者や確認機関との合意を先に取っておくことが実務上の注意点です。
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建築基礎構造設計指針は、建築物の基礎設計に関する規定を示した本です。
著者は建築学会で、かなり権威のある本です。
建築物の基礎構造を設計するなら、この本は欠かせません。
今回は、建築基礎構造設計指針の内容、改訂と最新版、支持力の計算法、液状化の内容について説明します。
本書の他に、鋼構造設計規準、鉄筋コンクリート構造計算規準は、建築学会による書籍で、権威があります。
下記が参考になります。
鋼構造設計規準とは?日本建築学会規準の内容・最新版と実務での使い方
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建築基礎構造設計指針は、建築物の基礎設計に関する規定を示した本です。構造設計は基礎構造の設計が不可欠です。基礎構造の設計では、必ず建築構造設計指針を読みます。
建築基礎構造設計指針は、日本建築学会による書籍で権威のある本です。
建築基礎構造設計指針の目次は下記です。
1章 序論
2章 基礎構造の計画
3章 敷地地盤の安全性
4章 荷重
5章 直接基礎
6章 杭基礎
7章 パイルド・ラフト基礎
8章 異種基礎
9章 地下外壁と擁壁
10章 施工管理
序論では、指針の目的、用語や記号の説明があります。
設計の基本事項では、設計の目的や要求性能についてです。
荷重は、水圧、土圧など基礎構造に作用する荷重が示されています。
後は、直接基礎、杭基礎、地下外壁・擁壁などの、基礎構造の設計法についてです。
建築基礎構造設計指針の最新版は「2019年版」です。建築基礎構造設計指針は、下記の変遷をたどっています。
1952年 初出版
1960年 改訂
1974年 改訂
1988年 改訂
2001年 改訂
2019年 改訂(最新版)
2001年の前回改訂から18年が経過し、2019年に最新版が出版されました。最新版の建築基礎構造設計指針は下記です。
建築基礎構造設計指針の支持力の計算は、下記の2節に明記あります。
直接基礎 ⇒ 5章の5.2節の鉛直支持力
杭基礎 ⇒ 6章の6.3節の鉛直支持力および沈下
ちなみに、建築物の構造関係技術基準解説書にも、直接基礎、杭基礎の支持力の計算法が明記されています。係数の値など全く同じ値では無いです。注意してください。建築物の構造関係技術基準解説書は、下記の書籍です。
建築基礎構造設計指針の4章の4.5節に地盤の液状化について明記あります。主に下記の内容です。
・液状化の判定法
・水平地盤反力係数の低減
・液状化による摩擦力の低減、浮力、土圧の影響
液状化する地盤の判定方法について明記があります。
液状化地盤では、水平地盤反力係数を低減しますが、低減係数の求め方が明記されています。※水平地盤反力係数は、下記が参考になります。
混同しやすい用語
建築基礎構造設計指針を整理した表を示します。
| 項目 | 内容 | 備考 |
|---|---|---|
| 著者 | 日本建築学会 | 権威ある指針書 |
| 最新版 | 2019年版 | 前回改訂から18年ぶり |
| 主な内容 | 直接基礎・杭基礎の支持力計算 | 液状化の判定法も収録 |
今回は建築基礎構造設計指針について説明しました。
内容が理解頂けたと思います。
建築基礎構造設計指針は、建築物の基礎の設計に関する規定が示されています。
構造設計者であれば、必ず読む本です。
また、建築学会による書籍なので権威があります。
その他に、鋼構造設計規準、鉄筋コンクリート構造計算規準などがあります。
下記も併せて参考にしてくださいね。
鋼構造設計規準とは?日本建築学会規準の内容・最新版と実務での使い方
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