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更新世とは|完新世との違い・洪積層との関係を地盤工学の視点で解説

この記事の要点

地盤調査報告書に「更新世の砂礫層」と書いてあったとき、それがどのくらい古い地層かを理解しているかどうかで、支持層の判断に差が出る。沖積層と洪積層の区別は、建築の地盤設計で実際に使う知識だ。

この記事では更新世の意味・完新世との違い・洪積層との関係を解説する。

この記事では、更新世とは何か、更新世はどう読むのか、何時代とは何か、完新世とどう違うのかを整理します。

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更新世とは、「約259万年前~1.2万年前」の期間を表す地質年代の区分の1つです。


また、地質年代の区分では「約1.2万年前~現在」までの期間を「完新世」といいます。


さらに、更新世と完新世を併せた期間を「第四紀」といいます。第四紀は、地球の歴史(約46億年)から考えると「最も新しい時代」に該当します。


今回は、更新世の意味、読み方、何時代、完新世との違いについて説明します。


更新世の読み方、完新世の意味は下記が参考になります。

完新世とは?意味・読み方・いつまでかと更新世との違い・地盤工学での沖積地盤

更新世とは?簡単な意味、何時代?

更新世とは、「約259万年前~1.2万年前」の期間を表す地質年代の区分の1つです。


また、「約259万年前~1.2万年前」の期間を「完新世」といいます。さらに、更新世と完新世を併せた期間を「第四紀」といいます。


地球の歴史は約46億年といわれており、第四紀は「最も新しい時代」です。


地層の歴史を区分した年代を「地質年代」といいます。地質年代には単位があり


・累代 ⇒ 代 ⇒ 紀 ⇒ 世 ⇒ 期


の順で、地質年代はより細かく区分(定義)されます。我々人類の活躍する時代は、地質年代でいう「第四紀」に該当します。


また、第四紀の前の区分では、哺乳類の時代と言われる「第三紀」があり、第四紀(人類の時代)と第三紀(哺乳類の時代)を併せて「新生代」といいます。


更新世と地質年代の区分


ところで、恐竜の生きた時代である「ジュラ紀、白亜紀」という言葉を聞き覚えのある方も多いかもしれません。ジュラ紀、白亜紀も地質年代の区分を表しています。


土層は長い年月をかけて堆積してつくられます。古い時代に堆積した土層は、新しい時代に堆積した土の重さにより、締まって固くなります。


つまり、古い時代に堆積した土層の方が「建物を支持する地盤として適している」といえます。


更新世に堆積した土層を「洪積層」といいます。洪積層は、第四紀の中では比較的古い時代に堆積した土層で、建物の支持地盤になり得ます。


洪積層の詳細は下記をご覧ください。

洪積層とは?沖積層との違い・覚え方と支持地盤との関係(地盤調査への応用)

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更新世の読み方は?

更新世の読み方は「こうしんせい」です。関係用語の読み方を下記に示します。


・完新世 ⇒ かんしんせい

・第四紀 ⇒ だいよんき

・第三紀 ⇒ だいさんき

・沖積層 ⇒ ちゅうせきそう

・洪積層 ⇒ こうせきそう

・地質年代 ⇒ ちしつねんだい


更新世の読み方は下記が参考になります。

更新世と完新世の違いは?

更新世と完新世の違いは下記の通りです。


・更新世 ⇒ 「約259万年前~1.2万年前」の期間における地質年代の区分の1つ

・完新世 ⇒ 「約1.2万年前~現在」の期間における地質年代の区分の1つ


完新世の詳細は下記が参考になります。

完新世とは?意味・読み方・いつまでかと更新世との違い・地盤工学での沖積地盤

混同しやすい用語

完新世

完新世は「約1.2万年前~現在」の最も新しい地質年代で、堆積土層は沖積層(軟弱地盤)です。

更新世(洪積層・固い)が完新世(沖積層・軟弱)より古い時代であり、地盤の強度は更新世の方が高い傾向があります。

更新世を整理した表を示します。

項目年代地層
更新世約259万年前〜1.2万年前洪積層(支持地盤になりうる)
完新世約1.2万年前〜現在沖積層(軟弱地盤)
第四紀更新世+完新世最も新しい地質年代

まとめ

今回は、更新世について説明しました。更新世とは、「約259万年前~1.2万年前」の期間における地質年代の区分の1つです。


また、「約1.2万年前~現在」の期間を「完新世」、更新世と完新世を併せた年代を「第四紀」といいます。


完新世の詳細は下記が参考になります。

完新世とは?意味・読み方・いつまでかと更新世との違い・地盤工学での沖積地盤

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ハナダユキヒロ

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務。

2010年より「建築学生が学ぶ構造力学」を運営(16年以上)。

著書「わかる構造力学」「わかる構造力学(改訂版)」(工学社)。

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