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沖積層とは、新しい時期に堆積した地層です。沖積層は、軟弱地盤であることが多いです。似た用語に洪積層があります。洪積層は、比較的古くから堆積する地層で支持力も大きいです。今回は沖積層の意味、読み方、問題点、洪積層との違い、液状化との関係について説明します。
地盤については下記も参考にしてください。
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沖積層とは、新しい時期に堆積した地層です。沖積層は軟弱地盤であることが多いです。地盤の強さは、堆積した時期で決まります。堆積した時期が古いほど、良い地盤です。良い地盤とは、強度の高い地盤と考えてください。堆積した時期が新しい地層は、強度が低い場合が多いです。
私たちが見ている地面は、最近堆積した地層です。地面を掘り進めると、より古い地層が見つかります。
沖積層とは、下記の時期に堆積した地層です。
・最後の氷河期(1万年前)~現在に堆積した地層
日本では、表層地盤(地面から1~2m位置の地盤)など沖積層であることが多いです。なお、沖積層の下には洪積層があります。洪積層は比較的古くから堆積する地層で、良好な地盤です。
なお、洪積層より古くから堆積する地層を、第三紀層といいます。岩盤のようにとても強固な地盤です。
沖積層、洪積層の読み方は下記です。
沖積層 ⇒ ちゅうせきそう
洪積層 ⇒ こうせきそう
第三紀層 ⇒ だいさんきそう
沖積層の問題点は下記です。
・一般的に軟弱であることが多く、支持力が小さい
・液状化しやすい場合が多い
沖積層と洪積層の違いを下記に整理しました。
沖積層 ⇒ 最後の氷河期(1万年前)から現在までに堆積した地層。軟弱地盤であることが多い
洪積層 ⇒ 200万年前から1万年前までに堆積した地層。硬く良好な地盤
沖積層は比較的新しい地層です。軟らかく緩い地盤なので、液状化を起こしやすい場合があります。ただし、液状化が生じるかどうかは、別途液状化の検討が必要です。液状化が生じやすい地盤の特徴は、下記の記事が参考になります。
今回は沖積層について説明しました。意味が理解頂けたと思います。沖積層は、比較的新しい年代に堆積した地層です。軟弱な地盤であることが多いです。一方、200万年前から1万年前に堆積した地盤を洪積層といいます。両者の違いを覚えましょう。下記の記事も参考にしてください。
地盤とは?1分でわかる意味、地盤調査、地盤沈下、n値、軟弱地盤
第1種地盤とは?1分でわかる意味、第3種地盤との違い、特徴、tcの計算法
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