この記事の要点
自然含水比とは、土が自然の状態(採取したまま)の含水比のことです。土の種類によって大きく異なります。
粘性土は自然含水比が高く(30〜100%以上)、砂質土は低い(10〜30%程度)のが一般的です。
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自然含水比(しぜんがんすいひ)とは、土が自然にある状態のままの含水比です。
自然含水比の値は、土の種類で大きく変わります。水田や沼地の土と砂漠の土を思い出してください。
似た用語に「含水比」があります。今回は自然含水比の意味、値、含水比との違い、求め方について説明します。
土の含水比の求め方、含水量の意味など下記も参考になります。
含水量とは|読み方・単位・計算方法・含水比との違い(がんすいりょう)
自然含水比(しぜんがんすいひ)とは、土が自然にある状態のままの含水比です。自然にある土は「土の種類」によって含水比の値が大きく異なります。
例えば、水田や沼地の土は含水比がかなり大きくなります。
また「泥炭(でいたん)」という泥状の炭も土の一種で、含水比は1000%を超えることもあります。
一方で、砂漠の土のように、ほとんど絶乾状態の土もあります。
自然含水比の値を下記に示します(参考値)。
・沖積粘性土 ⇒ 30~100%
・沖積砂質土 ⇒ 10~30%
・洪積粘性土 ⇒ 20~40%
・関東ローム ⇒ 80~170%
・有機質土 ⇒ 80~(1000%を超える土もある)
含水比の求め方を下記に示します。
また、間隙に含まれる水の質量を「含水量(がんすいりょう)」といいます。含水比、含水量の詳細は下記もご覧ください。
含水量とは|読み方・単位・計算方法・含水比との違い(がんすいりょう)
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自然含水比と含水比の違いを下記に示します。
自然含水比 ⇒ 土が自然の状態のままの含水比
含水比 ⇒ 「土の間隙に含まれる水の質量÷土粒子のみの質量」を百分率で表した値
含水比の求め方は下記が参考になります。
混同しやすい用語
自然含水比と液性限界・塑性限界は異なります。自然含水比は現状の含水比、液性限界・塑性限界はコンシステンシーの境界含水比です。
自然含水比が液性限界を超えていれば土は液状、塑性限界より低ければ半固体状です。液性指数でこの位置を評価します。
自然含水比を整理した表を示します。
| 項目 | 定義 | 判定方法 |
|---|---|---|
| 自然含水比(wn) | 自然状態の含水比 | 採取試料で測定 |
| 液性限界(wL) | 液状に変わる含水比 | N=25のとき |
| 塑性限界(wP) | 塑性を示す下限含水比 | ロールで直径3mmに |
今回は自然含水比について説明しました。自然含水比は、土が自然状態のままの含水比です。
また含水比は「土の間隙に含まれる水の質量÷土粒子のみの質量」を百分率で表した値です。
土の性質を知るために大切な値なので必ず理解しましょう。下記も併せて勉強しましょうね。
含水量とは|読み方・単位・計算方法・含水比との違い(がんすいりょう)
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意味を読んで終わりにせず、実際に理解できているかチェックしてみましょう。

試験での問われ方|管理人の一言
試験では「自然含水比と液性限界・塑性限界の大小関係から土の状態を判定する」問題が出ます。液性指数の計算と合わせて理解しましょう。
「自然含水比が高い土は圧縮性が高く、地盤が弱い」という傾向も覚えておくと応用できます。