建築学生が学ぶ構造力学

建築学生が学ぶ構造力学
  1. HOME > 基礎構造を学ぶ > 自然含水比とは|意味・値の目安・求め方・含水比との違い(しぜんがんすいひ)

自然含水比とは?意味・値の目安・求め方・含水比との違い(しぜんがんすいひ)

この記事の要点

自然含水比とは、土が自然の状態(採取したまま)の含水比のことです。土の種類によって大きく異なります。

粘性土は自然含水比が高く(30〜100%以上)、砂質土は低い(10〜30%程度)のが一般的です。

【管理人おすすめ!】セットで3割もお得!約1,100語の用語集+476点の図解集セット⇒ 建築構造がわかる基礎用語集&図解集セット


自然含水比(しぜんがんすいひ)とは、土が自然にある状態のままの含水比です。


自然含水比の値は、土の種類で大きく変わります。水田や沼地の土と砂漠の土を思い出してください。


似た用語に「含水比」があります。今回は自然含水比の意味、値、含水比との違い、求め方について説明します。


土の含水比の求め方、含水量の意味など下記も参考になります。

土の含水比とは?求め方・公式・含水率との違い

含水量とは|読み方・単位・計算方法・含水比との違い(がんすいりょう)

自然含水比とは?値と求め方

自然含水比(しぜんがんすいひ)とは、土が自然にある状態のままの含水比です。自然にある土は「土の種類」によって含水比の値が大きく異なります


例えば、水田や沼地の土は含水比がかなり大きくなります。


また「泥炭(でいたん)」という泥状の炭も土の一種で、含水比は1000%を超えることもあります


一方で、砂漠の土のように、ほとんど絶乾状態の土もあります。


自然含水比の値を下記に示します(参考値)。


・沖積粘性土 ⇒ 30~100%

・沖積砂質土 ⇒ 10~30%

・洪積粘性土 ⇒ 20~40%

・関東ローム ⇒ 80~170%

・有機質土 ⇒ 80~(1000%を超える土もある)


含水比の求め方を下記に示します。

含水比=間隙に含まれる水の質量/土粒子のみの質量×100


また、間隙に含まれる水の質量を「含水量(がんすいりょう)」といいます。含水比、含水量の詳細は下記もご覧ください。

土の含水比とは?求め方・公式・含水率との違い

含水量とは|読み方・単位・計算方法・含水比との違い(がんすいりょう)

100円から読める!ネット不要!印刷しても読みやすいPDF記事はこちら⇒ いつでもどこでも読める!広告無し!建築学生が学ぶ構造力学のPDF版の学習記事

自然含水比と含水比の違い

自然含水比と含水比の違いを下記に示します。


自然含水比 ⇒ 土が自然の状態のままの含水比

含水比 ⇒ 「土の間隙に含まれる水の質量÷土粒子のみの質量」を百分率で表した値


含水比の求め方は下記が参考になります。

土の含水比とは?求め方・公式・含水率との違い

混同しやすい用語

自然含水比と液性限界・塑性限界は異なります。自然含水比は現状の含水比、液性限界・塑性限界はコンシステンシーの境界含水比です。

自然含水比が液性限界を超えていれば土は液状、塑性限界より低ければ半固体状です。液性指数でこの位置を評価します。

試験での問われ方|管理人の一言

試験では「自然含水比と液性限界・塑性限界の大小関係から土の状態を判定する」問題が出ます。液性指数の計算と合わせて理解しましょう。

「自然含水比が高い土は圧縮性が高く、地盤が弱い」という傾向も覚えておくと応用できます。

自然含水比を整理した表を示します。

項目定義判定方法
自然含水比(wn)自然状態の含水比採取試料で測定
液性限界(wL)液状に変わる含水比N=25のとき
塑性限界(wP)塑性を示す下限含水比ロールで直径3mmに

まとめ

今回は自然含水比について説明しました。自然含水比は、土が自然状態のままの含水比です。


また含水比は「土の間隙に含まれる水の質量÷土粒子のみの質量」を百分率で表した値です。


土の性質を知るために大切な値なので必ず理解しましょう。下記も併せて勉強しましょうね。

土の含水比とは?求め方・公式・含水率との違い

含水量とは|読み方・単位・計算方法・含水比との違い(がんすいりょう)

間隙比と間隙率の違いとは?サルでもわかる計算方法

【管理人おすすめ!】セットで3割もお得!約1,100語の用語集+476点の図解集セット⇒ 建築構造がわかる基礎用語集&図解集セット

この記事の内容を○×クイズで確認する

この記事で学んだ内容は、無料の○×問題集でも確認できます。

意味を読んで終わりにせず、実際に理解できているかチェックしてみましょう。

ゼロ所長の構造力学問題集で確認する

ハナダユキヒロ

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務。

2010年より「建築学生が学ぶ構造力学」を運営(16年以上)。

著書「わかる構造力学」「わかる構造力学(改訂版)」(工学社)。

▼用語の意味知らなくて大丈夫?▼

建築学生が学ぶ「構造力学」の用語集

▼同じカテゴリの記事一覧▼

▼カテゴリ一覧▼

▼他の勉強がしたい方はこちら▼

建築構造がわかる基礎図解集

【無料】ゼロ所長が解説!建築士試験の構造を効率よく学ぶ

・試験に出るポイントをわかりやすく解説

・今すぐnoteで学ぶ ⇒  ゼロから学ぶ建築士試験の構造

わかる1級建築士の計算問題解説書

計算の流れ、解き方がわかる!1級建築士【構造】計算問題解説集

わかる2級建築士の計算問題解説書!

【30%OFF】一級建築士対策も◎!構造がわかるお得な用語集

建築学生が学ぶ「構造力学」の用語集
pdf版の学習記事

プロフィール

建築の本、紹介します。▼

すぐにわかる構造力学の本

同じカテゴリの記事一覧

Topへ >>

  1. HOME > 基礎構造を学ぶ > 自然含水比とは|意味・値の目安・求め方・含水比との違い(しぜんがんすいひ)
  2. 1級の過去問(計算)解説
  3. わかる建築構造の用語集・図解集
  4. 1頁10円!PDF版の学習記事