この記事の要点
JASS5(建築工事標準仕様書・同解説 鉄筋コンクリート工事)の意味と目的を解説します。
JASS5はRCの施工に関する基準を定めた規準書で、設計者・施工者ともに重要な一冊です。
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JASS5は鉄筋コンクリート工事の施工に関する標準仕様書です。
JASS5とは何でしょうか。
聞きなれない言葉だと思います。
JASS5とは、建築学会が出版するある専門書の略語です。
整式には「建築工事標準仕様書・同解説 JASS5 鉄筋コンクリート工事」といいます。
今回は、そんなJASS5の目的や目次、鉄筋コンクリート構造計算規準との関連について説明します。似た用語に、JASS6があります。JASS6の意味は、下記が参考になります。
JASS5の詳細は、下記も参考になります。
建築工事標準仕様書・同解説 5―JASS 5 2018 鉄筋コンクリート工事
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JASS5は、鉄筋コンクリート建物の施工に関する「標準モデル」を示した本です。いわゆる「標準仕様書」と呼ばれます。よって、鉄筋コンクリート工事に関する技術的な手段、品質、使用材料、構法などの標準的な方法が、JASS5に示されています。
簡単に言えば、鉄筋コンクリート造の工事に関する専門書ということです。JASS5の序論には下記の文章が書かれています。
「~終戦後の混乱無秩序は、応急需要と相まって、低劣な質の建築生産がなされて、真の建築復興の将来は実にくらいものでした。~わが国における研究成果の活用などによって、簡易化・機械化を図ることが当面の重要な課題になってきたのであります。~」
つまり戦後の日本建築は低品質なものが多かった。だから、一定の品質を確保できる施工のハウツー本が必要になった、ということです。「一定の品質を確保できる」ということが、JASS5の目的なんです。
下記にJASS5の目次をざっくりと説明します。章立てのみ紹介しますので、節を知りたい人は実際に購入してみてください。
前述したようにJASS5は、鉄筋コンクリート造の施工に関する標準的な仕様を示した本です。一方、鉄筋コンクリート構造計算基準は、構造計算の方法を示した本ですから目的自体が異なります。
関係性は薄いのですが、お互いの本文にそれぞれ引用することもあります。また、同様の項目を説明しているのに、内容が異なることもあります。注意して読みたいですね(例えば普通コンクリートの設計基準強度の定義など)。
鉄筋コンクリート構造計算規準とは、下記の書籍です。
混同しやすい用語
JASS5とJASS6
JASS5は鉄筋コンクリート工事(RC工事)の施工に関する規準書です。
JASS6は鉄骨工事の施工に関する規準書です。
どちらも建築学会が発行する「建築工事標準仕様書・同解説」シリーズの一冊で、それぞれ工種が異なります。
鉄筋コンクリート構造計算規準とJASS5
鉄筋コンクリート構造計算規準(RC規準)はRC構造の設計計算に関する基準を定めた書籍です。
JASS5はRCの施工方法・品質管理に関する基準で、設計と施工それぞれの観点から異なる役割を持ちます。
JASS5を整理した表を示します。
| 項目 | 内容 | 備考 |
|---|---|---|
| 正式名称 | 建築工事標準仕様書・同解説 JASS5 鉄筋コンクリート工事 | 日本建築学会発行 |
| 目的 | RC工事の施工品質を一定水準に保つための標準モデルを示す | 戦後の低品質建築の反省から生まれた |
| 対象 | 鉄筋コンクリート造の施工全般(材料・品質・工法など) | 施工管理者・設計者ともに必携 |
| RC規準との関係 | RC規準は設計計算の基準、JASS5は施工の基準で役割が異なる | 相互に引用することもある |
今回はJASS5について説明しました。JASS5の目的や、目次など「そういうものか」と思っていただければOKです。
将来、構造設計者として独立したい人は必須本なので読み込むことをおすすめします。また施工管理者の方は、読んでおくべき本ですね。以上、参考になれば幸いです。JASS5の詳細は下記が参考になります。
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意味を読んで終わりにせず、実際に理解できているかチェックしてみましょう。
