この記事の要点
鋼構造接合部設計指針は日本建築学会が発行する接合部設計の権威ある規準書で、柱脚を含む全接合部の設計根拠となる。
この記事では、鋼構造接合部設計指針とは何かを整理します。
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鋼構造接合部設計指針とは、鋼構造の接合部に関する設計方法が規定された書籍です。
建築学会により出版されているので、権威のある本です。
鋼構造は、部材と同じくらい接合部が重要です。
鋼構造設計規準と同じくらい重要な本といえます。
今回は、鋼構造接合部設計指針の内容、目次、最新版、柱脚との関係について説明します。
※鋼構造設計規準の内容は、下記の記事が参考になります。
鋼構造設計規準とは?日本建築学会規準の内容・最新版と実務での使い方
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鋼構造接合部設計指針とは、鋼構造の接合部の設計方法が規定された書籍です。接合部の意味は、下記の記事が参考になります。
接合部とは?建築鉄骨の種類(柱梁・ブレース・継手)と応力伝達
鋼構造は、母材と同じくらい接合部が重要です。接合部の設計や納まりが適切でないと、構造的に成立しないからです。
鋼構造接合部設計指針は建築学会による書籍なので権威があります。接合部の計算方法、考え方に悩むときは、鋼構造接合部設計指針を参考にします。
鋼構造接合部設計指針の目次を下記に整理しました。1章から7章までで、その他は付録です。付録には、最近の研究成果による知見、ボルトやナットの規格などが明記されます。
1.基本事項
2.接合要素と接合部の基本性状
3.継手
4.柱梁接合部
5.柱梁接合部パネル
6.ブレース接合部
7.柱脚
どれも重要ですが、柱脚の章は初学者のとき、大変参考になりました。鋼構造接合部設計指針は、例題と解説も多く書いてあります。実務で疑問に思うことが、例題を通して解決します。※柱脚については、下記の記事が参考になります。
鋼構造接合部設計指針の最新版は、2012年です。これまで、下記の変遷をたどってきました。
2001年 制定
2006年 改訂
2012年 改訂
上記の通り、6年毎に改訂されましたが、最新版は2012年でとまっています。設計法が完成に近づいている、からですね。
※最新版の鋼構造接合部設計指針は、下記からどうぞ
鋼構造接合部設計指針の7章は、柱脚について説明があります。柱脚の章は例題も多く、勉強にも使えます。柱脚は、計算が曖昧になりやすいので、是非読んで頂きたい章です。※柱脚については、下記の記事も参考になります。
混同しやすい用語
鋼構造設計規準
鋼構造設計規準は部材・材料全般の設計法を規定するのに対して、接合部設計指針は接合部のみに特化した規準である。
範囲と対象が異なる別の規準書と理解しておく。
鋼構造接合部設計指針を整理した表を示します。
| 版 | 発行年 | 主な内容 |
|---|---|---|
| 初版 | 2001年 | 基本事項・継手・柱梁接合部・柱脚 |
| 第2版 | 2006年 | ブレース接合部・パネル設計の充実 |
| 最新版 | 2012年 | 付録に最新研究・ボルト規格を追加 |
今回は鋼構造接合部設計指針について説明しました。
意味が理解頂けたと思います。
鋼構造接合部設計指針は、鋼構造の接合部の設計方法を規定した本です。
建築学会による書籍なので権威があります。
また、例題と解説も多いので、勉強にもおすすめです。
鋼構造設計規準と共に、是非読んで頂きたい一冊です。
※鋼構造設計規準は下記の記事が参考になります。
鋼構造設計規準とは?日本建築学会規準の内容・最新版と実務での使い方
鋼構造接合部設計指針に興味のある方は、下記からお願いいたします。
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意味を読んで終わりにせず、実際に理解できているかチェックしてみましょう。

試験での問われ方|管理人の一言
実務書だが試験では接合部設計の考え方(摩擦接合・柱脚の種類)が問われる。
露出柱脚・埋込柱脚・根巻柱脚の違いを整理しておこう。(一級建築士 頻出:露出柱脚・埋込柱脚・根巻柱脚の違いと接合部設計の考え方が繰り返し出題)