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集中荷重が作用する片持ち梁の曲げモーメントMはPL、反力、せん断力はPで計算します。Pは集中荷重、Lは片持ち梁のスパンの長さです。
今回は、集中荷重が作用する片持ち梁の、反力、応力、たわみの計算について説明します。
等分布荷重が作用する片持ち梁の応力の計算は、下記が参考になります。
等分布荷重が作用する片持ち梁とは?3分でわかる計算、応力、せん断力、たわみ、公式、モーメント図
下図をみてください。これが、集中荷重が作用する片持ち梁です。
集中荷重が作用する片持ち梁は、等分布荷重に比べて応力やたわみが大きいです。下記に、集中荷重と等分布荷重が作用する片持ち梁の応力を示します。
集中荷重 ⇒ M=PL
等分布荷重 ⇒ M=wLL2/2=PL/2
集中荷重と荷重条件を同じにするため、wL=Pとします。すると、等分布荷重の曲げモーメントはM=PL/2です。集中荷重に比べて半分も小さいですね。
等分布荷重の片持ち梁の計算は、下記が参考になります。
等分布荷重が作用する片持ち梁とは?3分でわかる計算、応力、せん断力、たわみ、公式、モーメント図
下図をみてください。片持ち梁の先端に取り付く小梁がある場合、片持ち梁の先端には集中荷重が作用します。
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反力、応力の公式を下記に示します。
反力 ⇒ R=P
曲げモーメント ⇒ M=PL
せん断力 ⇒ Q=P
Pは集中荷重、Lは片持ち梁のスパンの長さです。下図の片持ち梁の応力を計算しましょう。
P=10kN
L=1.8m
上記より、曲げモーメント、せん断力は
M=PL=10×1.8=18
Q=P=10
です。
たわみの式を下記に示します。
δ=PL3/3EI
δは梁のたわみ、Pは集中荷重、Lは片持ち梁のスパン、Eはヤング係数、Iは断面二次モーメントです。等分布荷重の片持ち梁のたわみと比較しましょう。
集中荷重が作用する片持ち梁のたわみ ⇒ PL3/3EI
等分布荷重が作用する片持ち梁のたわみ ⇒ wL4/8EI
集中荷重の方が、分母の値が、約3倍も小さいです。よって、たわみが大きいですね。集中荷重が作用する方が、応力、たわみ共に大きいです。
構造設計の実務では、なるべく「集中荷重として作用しない部材配置」を考えると良いですね。下記も参考になります。
今回は集中荷重が作用する片持ち梁の計算について説明しました。まずは集中荷重の意味、等分布荷重との違いを理解しましょう。
公式は簡単です。たわみの公式も含めて、是非暗記してくださいね。下記も参考になります。
2点集中荷重の作用する片持ち梁とは?5分でわかる計算と考え方、曲げモーメント、たわみの公式
等分布荷重が作用する片持ち梁とは?3分でわかる計算、応力、せん断力、たわみ、公式、モーメント図
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