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連立方程式の解の比が既知のとき、方程式の1つの係数を算定できます。例えば「ax+2y=1、3x-y=5」の解の比が「x:y=1:2」のとき係数aの値を求めます。解の比は「x:y=1:2 ⇒ 2x=y」のように変形できます。3つの未知数a、x、yに対して3つの方程式があるので、解が算定できます。今回は、連立方程式と解の比の関係、意味、例題の求め方について説明します。連立方程式、比率の詳細は下記が参考になります。
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連立方程式の解の比が既知のとき、方程式の1つの係数が未知数でも算定可能です。下記の連立方程式をみてください。
xの係数aは未知数です。上記の解の比は「x:y=1:2」とします。比率は「外側の値の積と内側の値の積が等しく」なります。よって、
です。3つの未知数a、x、yに対して3つの方程式があるので、各未知数の解を算定できます。※連立方程式、比率の詳細は下記が参考になります。
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比率とは?1分でわかる意味、計算方法、単位、パーセント表示、3つの数値の計算
上記の連立方程式を解きましょう。2x=yを「3x-y=5」に代入すると、
です。次に、3x-y=5にx=5を代入すると、
です。ax+2y=1にx、yの値を代入すればaの値が算定できますね。aの値は、
ですね。なお、上記のように「x=、y=」に変形し、代入して解を求める方法を「代入法」といいます。代入法の詳細は下記も参考になります。
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下記の連立方程式の解の比が「x:y=3:4」のとき、bの値を求めましょう。解き方の流れは前述した通りです。
まず、解の比を変形します。x:y=3:4は「4x=3y」です。x=の形に直すと「x=3y/4」になります。x+8y=6に「x=3y/4」を代入すると、
です。x+8y=6にyの値を代入すると、
です。xとyの値を2x+by=4に代入してbの値を求めると、
になります。
今回は、連立方程式と解の比の関係について説明しました。連立方程式の解の比が既知の場合、方程式の1つの係数が未知数でも算定できます。3つの未知数に対して、3つの方程式があるからです。連立方程式の意味、解き方など下記も勉強しましょうね。
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加減法とは?1分でわかる意味、連立方程式の問題の解き方、代入法との関係
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