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寒中コンクリートとは?1分でわかる意味、水セメント比、温度、養生方法、空気量

寒中コンクリートとは、凍結の恐れがある期間に施工されるコンクリートのことです。「凍結の恐れのある期間」は、JASS5や公共建築工事標準仕様書で規定されます。コンクリートが凍結すると、強度が十分にでないため、注意が必要です。今回は寒中コンクリートの意味、水セメント比、温度、養生方法、空気量について説明します。※コンクリートの種類は下記の記事が参考になります。

コンクリートの種類は?よくわかる7種類のコンクリートの特徴

寒中コンクリートとは?

寒中コンクリートとは、凍結の恐れのある期間に施工されるコンクリートのことです。凍結のそれのある期間とは、下記です。


11月〜4月はあくまで目安で、各地域で違います。例えばJASS5に、凍結の恐れがある期間として、地域別に示されています。


上記のような期間では、普通コンクリートでなく、寒い時期に対応したコンクリートの仕様にするのです。

寒中コンクリートの水セメント比

寒中コンクリートの水セメント比の最大値は、

です。

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寒中コンクリートの温度

寒中コンクリートは、製造や荷卸し過程で、コンクリートが凍らないよう配慮します。具体的には、荷卸し時に(現場に届いた時)、10℃以上20℃未満となるよう、水を加熱します。


加熱の際、注意すべきポイントを下記に整理しました。


上記は、一級建築士の試験で頻出します。覚えておきましょう。

寒中コンクリートの養生方法

寒中コンクリートは、養生期間中、凍結してはダメです。よって、温度管理した上で「保温養生」します。


保温養生の方法は色々ありますが、保温効果のあるマットなどを敷いて養生します。

寒中コンクリートの空気量

寒中コンクリートの空気量は、

です。コンクリートが凍結しないよう、普通コンクリートより空気量を多くします。空気量を多くすることで、凍結融解の対策となります。※凍結融解とは、凍結と融解(溶ける)を繰り返すこと。ひび割れの原因。


空気が、凍結⇔融解の作用で起きる力のクッション材となります。

寒中コンクリートと初期凍害

コンクリートの凝結・硬化の初期段階で起きる凍結を「初期凍害」といいます。初期凍害が起きると、

などの問題点が起きます。初期凍害が起きないよう、前述した対策を行います。

まとめ

今回は寒中コンクリートについて説明しました。意味が理解頂けたと思います。寒中コンクリートは、凍結の恐れのある期間に施工するコンクリートです。凍結しそうな期間では、普通コンクリートの仕様ではダメです。例えば、練り混ぜ水を加熱して凍害対策するなどの配慮をします。コンクリートは、色々な種類があり、それぞれ仕様が違います。他のコンクリートの特徴も、是非勉強してくださいね。

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