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粗骨材とは?1分でわかる意味、定義、読み方、最大寸法との関係

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粗骨材(そこつざい)とは、5mm目ふるいに質量で85%以上留まるものです。例えば、100gの骨材を5mm目ふるいにかけて、85g残った骨材を「粗骨材」といいます。


また5mmふるいを通過する骨材が「細骨材(さいこつざい)」です。大まかに「5mm以上の骨材が粗骨材、それより小さな骨材が細骨材」とイメージすれば覚えやすいです。


今回は粗骨材の意味、定義、読み方、最大寸法との関係について説明します。細骨材の意味、粗骨材の最大寸法の詳細は下記が参考になります。

細骨材とは?1分でわかる意味、読み方、粗骨材との違い、割合

粗骨材の最大寸法は?1分でわかる求め方と計算、読み方、かぶりとの関係

粗骨材とは?定義

粗骨材(そこつざい)の定義は「5mm目ふるいに質量で85%以上留まるもの」です。100gの骨材を5mmふるいにかけて質量で85g残った骨材を「粗骨材」とします。


また、全ての径が10mmふるいを通過し、5mmふるいを85%以上通過する骨材を「細骨材(さいこつざい)」といいます。


大まかに「5mm以上の骨材が粗骨材、それより小さな骨材が細骨材」とイメージすれば覚えやすいです。


もっとザックリ覚えるなら「砂が細骨材」「石が粗骨材」でもよいでしょう(※厳密な定義は無い点に注意)。


粗骨材と細骨材を合わせて「骨材(こつざい)」といいます。骨材、細骨材の詳細は下記が参考になります。

骨材とは?1分でわかる意味、種類、割合、粗骨材と細骨材の違い、コンクリートとの関係

細骨材とは?1分でわかる意味、読み方、粗骨材との違い、割合


粗骨材はコンクリートに配合する材料の1つで、一般的に最大寸法20mm~25mmのものを使います。粗骨材の最大寸法は下記をご覧ください。

粗骨材の最大寸法は?1分でわかる求め方と計算、読み方、かぶりとの関係

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記事を書いた人

ハナダユキヒロ/建築学生が学ぶ「構造力学」

難解な構造力学、建築構造の用語を分かりやすく解説する専門家。高等専門学校在学中から建築学生が学ぶ「構造力学」を運営。その後、国立大学大学院⇒組織設計事務所⇒弊サイト運営に従事している。

著書:「わかる構造力学/工学社」、「わかる構造力学 改訂版/工学社」

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粗骨材の読み方

粗骨材の読み方は「そこつざい」です。「あらこつざい」では無いので注意しましょう。関係用語の読み方を下記に示します。


細骨材 ⇒ さいこつざい

細骨材率 ⇒ さいこつざいりつ

粗骨材と最大寸法の関係

粗骨材の径(最大寸法)を大きくすると「単位水量が減るため、良いコンクリート」がつくれます。要するに、粗骨材の最大寸法はコンクリートの質に影響します。


コンクリートは水、セメント、細骨材、粗骨材、混和剤を配合してつくる材料です。


水はセメントの硬化に必要不可欠である一方、ひび割れや強度低下の原因にもなります。よって、できるだけ水(単位水量)を減らすと良いコンクリートが造れるのです。


水を減らすには「混和剤を用いる」「骨材の粒径をできるだけ大きくする」が有効です。


下図をみてください。1つの骨材と2つの骨材は容積が同じです。ところが表面積は「2つの骨材の合計」の方が大きくなります(※球の体積、表面積を計算してみましょう)。


粗骨材と実積率


骨材の表面積が大きい方が、必要なセメント量は多くなります。セメント量が多くなると単位水量も多くなり、良質なコンクリートは打てません。


要するに骨材の最大寸法はできるだけ大きい方が「単位水量は少なくて」済みます。とはいえ最大寸法が大きすぎると、粗骨材が鉄筋の間を通りません。


そこで粗骨材には最大寸法が規定されています。


粗骨材の最大寸法の規定、意味など下記が参考になります。

粗骨材の最大寸法は?1分でわかる求め方と計算、読み方、かぶりとの関係

まとめ

今回は粗骨材について説明しました。粗骨材とは5mmふるいを質量で85%以上通過するものです。


それよりも小さな径の骨材を「細骨材」と考えて良いでしょう。建築物には粗骨材の最大寸法20mm、25mmのものを使います。


骨材の詳細、細骨材の意味など下記も勉強しましょうね。

骨材とは?1分でわかる意味、種類、割合、粗骨材と細骨材の違い、コンクリートとの関係

細骨材率の基礎知識、すぐに分かる計算方法とスランプの関係

細骨材とは?1分でわかる意味、読み方、粗骨材との違い、割合

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