この記事の要点
コンクリートのテストピースとは、打設したコンクリートの圧縮強度を確認するために採取・成形する供試体で、円柱形(直径10cm×高さ20cm)が標準である。
テストピースは打設中のコンクリートから採取し、所定期間(標準養生28日)後に圧縮試験を行って設計基準強度を満足しているかを確認する。
この記事では、コンクリートのテストピースとは何かを整理します。
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コンクリートのテストピースは、鉄筋コンクリート部材の圧縮強度を推定する目的の製作物です。
供試体ともいいます。鉄筋コンクリート造は、必ずテストピースを製作し圧縮強度の確認を行います。
今回はコンクリートのテストピースの意味、サイズ、本数、型枠、養生方法について説明します。供試体の意味は、下記が参考になります。
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コンクリートのテストピースは、鉄筋コンクリート部材の圧縮強度を推定する目的の製作物です。下図をみてください。これがテストピースです。
鉄筋コンクリート造では、必ずテストピースを製作し所定の圧縮強度があることを確認します。
なお、テストピースを「供試体」ともいいます。圧縮強度、供試体の意味は、下記が参考になります。
圧縮強度とは?コンクリート・鋼の強度・単位(N/mm²)・引張強度との違い
コンクリートのテストピースのサイズは、下図に示す通り直径100mm、高さ200mmの円柱です。
本数は1試験で、3台の運搬車につき3個(1台1個のテストピース)とします。また、1回の試験は「打ち込み工区ごと」「打ち込み日ごと」「150m3以下ごと」に行います。
高強度コンクリートになると試験回数が変わり、1回の検査につき上記の1.5倍の本数のテストピースを要します。詳細は公共工事標準仕様書などをご覧ください。
コンクリートのテストピースの型枠は、モールドという専用型枠を用います。「供試体円柱状型枠」といいます。
※モールドの意味は下記が参考になります。
供試体型枠のモールドとは|コンクリート圧縮強度試験の供試体作成
養生方法は
標準養生
現場水中養生
現場封かん養生
とします。標準養生の意味は、下記が参考になります。
コンクリートのテストピースを整理した表を示します。
| 項目 | 内容 | 備考 |
|---|---|---|
| 標準サイズ | φ100×H200mm | 圧縮強度試験に使用 |
| 採取本数 | 1検査ロットから3本1組 | 試験タイミング(材齢)の規定に従う |
| 養生方法 | 標準養生(20±3℃水中)または現場養生 | 方法により強度発現に差が出る場合あり |
今回はコンクリートのテストピースについて説明しました。意味が理解頂けたと思います。
テストピースは、コンクリートの圧縮強度を推定する目的の製作物です。
鉄筋コンクリート造をつくるとき、必ずテストピースを製作します。なお、テストピースは供試体ともいいます。下記も併せて勉強しましょうね。
供試体型枠のモールドとは|コンクリート圧縮強度試験の供試体作成
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意味を読んで終わりにせず、実際に理解できているかチェックしてみましょう。

試験での問われ方|管理人の一言
試験では「テストピースの標準サイズ(φ100×H200mm)」「採取本数」「養生方法(標準養生・現場養生)」を問う問題が出ます。
1検査ロットから3本1組のテストピースを採取するのが基本です。採取本数と試験タイミング(材齢)の規定を覚えておきましょう。
標準養生(20±3℃水中)と現場養生では強度発現に差が出る場合があります。構造体強度と標準養生強度の関係は構造体管理の重要な概念です。